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イタリア各地 で美術と街歩きを楽しむための覚書の頁です。英語や伊語ができる方、現地の美術に理解のある方には余計な情報です。
(特に、旧市街エリアに絞っています。管理人の関心事が旧市街に集中しているので。)

モバイル機器を使いこなしておられる方にも不要かも。語学もイタリア美術の知識もほとんどないのに、ツアーでは見たい
ところ行きたい街に行かないのでどうしても個人旅行で行くときのヒントです。事前に調べた情報どおりには
ならないのが普通です。きっちり計画したところで、そうならないのがイタリア。

そのおおらかさを楽しみながら、リスクをさけ臨機応変に対応するのも一人旅や個人旅行の醍醐味です。そうは言っても限られた日数
予算で、見たい・行きたいところをカバーしたいので、それなりに準備をするのが私流の楽しみ方です。よく先人の書かれ
た旅行記などから現地の交通情報などを教えてもらうのですが、旅行記の中にはせっかくそこに感動す
る人ならその隣にも行けばよかったのに、と思うことがしばしばあります。ほんの少し
準備するだけで、楽しみが倍増します。


         T イタリアの街 歩きのためのプランニング              U イタリアの街歩きを楽しむヒント

           1.情報収集                              1.買い物
              1)地図                                
1)スーパーマーケット
              2)交通機関                             
2)バールやカフェテリア
              3)ホテル                               
3)パン屋など一般的な店
              4)楽しみのための情報               
              5)リスク対応のための情報                   
2.教会などの見学

      2.私流プランニング                           3.注意すること
              1)気候・天候
              2)時期                              
4.交通機関
               3)行き先のリスティング                                                  
1) 鉄道                    
               4)基本の日程表作成                                                     
2) バス
               5)美術館他の予約                                                        
3) その他の交通(地下鉄、バポレット

                                                                                                        V  街歩きのためのこれだけイタリア語会話

                                                                                   W  リンク集


T イタリアの街歩きのためのプランニング

1.情報収集
ローマやミラノ、フィレンツェなど大都市中心部の観光名所だけ行くなら市販のガイドブックが充実しています。有名な美術作品を見たい場合でもローマ、ミ ラノ、フィレンツェ、ベネチア、ナポリなど大きな都市は「地球の歩き方」があれば十分です。それ以外の大都市の郊外や地方都市の街歩きの情報とイアリア美 術には情報が極端に少ないので楽しみながら探すことになります。図書類から情報を得ることも多いのですが、どこにあるのかは書かれていないことが多いので これも探すことになります。インターネットがあってよかったとつくづく思います。最近はモバイル電子機器も進化しているので使いこなせる人には便利です。 私のような人間には手持ちの資料が扱い慣れているのでインターネットで仕入れた情報をパワーポイントで整理し、重くならない程度の独自の資料集をつくりま す。

1)地図
街歩きにはまず地図が必携。「地球の歩き方」に載っている街はそれでも大体はわかりますが、それ以外の街だと入手が大変。海外の地図は日本の地図のように いろんな施設や目印になるものがない道路地図だけの地図が多いのでこれは街歩きには不向き。

イタリアの地方都市のサイトや自治体 のサイトにも大体地図があるのですが、当然イタリア語で、しかも簡略化したイラストマップ程度しかない場合もあります。準備段階ではそれでも入手したもの で我慢しますが。準備段階の地図資料に、教会や美術館、市場、スーパーなど行きたいところをプロットしておきます。

現地に着いたら、ホテルで地図をもら います。ホテルの位置を確認する意味もあります。また大体の街にインフォメーションがありますから、そこで無料のタウンマップをもらいます。(最近は有料 の場合もあります。)このフリーのタウンマップは非常に便利で現地では重宝します。イアリア語か英語ですが、準備段階で仕入れた知識でなんとかわかります し、現地で場所を探す時イタリア語で聞くことになるので、美術館でもMUSEOなのかGALLERIAなのか PINACOTECAなのかがわかります。

        2)交通機関                            *「U章 街歩きを楽し む」に現地での交通についてのメモが別にあります。

@      鉄道
鉄道は、イタリア国鉄(Ferrovia dello Stato =略FS)のサイト、Trenitalia で(イタリア語か英語表示)で時刻表検索ができるので、出発駅名、目的地駅名、時間帯を入力するだけで、その時間帯で利用できる列車がすべて表示されるの で便利。これで、移動時間や料金を確認できます。但し、位置関係がわからないので、「EUROPEAN RAIL TIMETABLE 」もたまに購入します。

ヨーロッパを横断する国際列車で旅を する場合は、国際列車の情報はあふれていますので、そちらからのほうが便利です。FS以外にも地方鉄道がありますが、美術鑑賞目的の街歩きではほとんど利 用するところはありません。乗り物好きの方は大都市でも私鉄がありますからサイトを研究しているようです。

A      バス
バスには、プルマンPullman(長距離の都市間移動用のバス)とそれぞれの地域内を走る市内バス (Autobus)があります。鉄道が通っていないプルマン時刻表街が多いイタリアでは、拠点とする都市(ローマ、ミラノ、フィレンツェなど)からプルマンを利用するのが普通です。インター ネットで、プルマンの会社のサイトから都市間の時刻表などは公開されています。例えばフィレンツェなら、SITA社、LAZZI社の2社があります。

旧市街地を巡る旅では、鉄道が通って いても駅は旧市街地からは大体離れているので、プルマンが通っていればそれでいくか、駅から各地の市内バスを使います。プルマンだと旧市街に近いところま でだいたいゆけます。ローカル都市の市内バスは本数が少ないことが多いので、インターネットでバス会社を探したり、バスの時刻表を探しておきます。

ローカルなバスだとサイトが見つから ないこともよくあります。その時は、旅行関連サイトの投稿欄などで経験談なども探してみます。この段階で、バスが見つからなかった場合どうするか検討しま す。現地に行ってからバスを探すか、拠点都市のインフォメーションに聞きに行くか、タクシー利用を考えるか。それとも行くのを今回はやめるか。

B      その他の交通機関
ローマやミラノなど大都市では、バスの他に地下鉄や市内電車(トラム)があります。地下鉄は市内バスと共通チケットなので便利。ベネチアでは、水上バス (バポレット)、ペルージャには新交通システムなどがあります。これらは、市内移動用なので、地図とセットで目的の行き先に利用できるかどうかだけ確認し ておきます。

 
3)ホテル
私の場合、選ぶポイントの第一はホテルのあるエリアです。旅の目的に合わせてホテルを決めます。その都市・街をゆっくりみてまわることをテーマにしている 時は、旧市街の中心に近いエリアで探します。郊外やローカル都市への移動が多い旅の場合は、駅に近いエリアで探します。

いずれにしても、泊まれるだけでいい と考えているので、料金優先で考え★2つか★3つでバス付きシングルないしダブルならなおよしとしています。バスといってもバスタブなしのシャワーのみと いうところが大半です。3つ★でもアメニティがないところも多く、髭剃り、歯ブラシ、スリッパ、シャンプーは必ず自分で用意します。いくらコスト優先の元 カニ族でも、もはやバックパッカーのような旅はできなくなりました。一応個室がいいですし、スーツケースや大荷物を持って移動する旅もできなくなりまし た。

ちなみに、イタリアのホテルはすべて ★印でカテゴリーが決まっていて外から見える入り口に1〜5までの★印があります。★はホテルの格や料金とは基本的には関係なく、設備の充実度だけの基準 です。但し、4つ★、5つ★はやはり格式や豪華さはあり値段も高級です。2つ★3つ★はかなりバラエティがあり設備や料金は様々です。2つ★でも3つ★よ り料金が高いこともよくあります。料金は立地条件以外に、季節、その地域の祭り、イベント、コンサート、トレードショーの時期などの条件で大きく変わるの で、旅の時期の検討を先にします。イタリアでは、有名なコンサートやトレードショーが多いので、地方都市の場合ホテルの空きが全くないということもよくあ ります。同じ部屋が1日違うだけでイベントがあると料金が5、6倍になることもよくあります。逆にシーズンオフだと連泊すると安くなるなどお得なものも増 えます。

4)楽しみのための情報

@      トラットリア
イタリア美術を見るための旅といってもせっかくなので、観光やグルメ情報も一応見ておきます。グルメというよりイタリアでは各地にワインはもとより、チー ズやハム、パスタ、調味料、野菜、果物など名産、特産やお菓子などにローカルフードが豊富なのでそれらを食べられる店をリスティングしておきます。但し、 ドレスコードや予約の必要な店ではなくトラットリア以下のピッツェリアやバールでもよく、気軽に入れるレベルの店だけさがしています。 

A      市場・スーパーマーケット
スーパー野菜売り場イタリアだけでなく市場を覗くとその都市の特性や元気さがわかるので、必ず探してゆきます。お土産によいものが見つボローニャの市場の入り口かることもありますし、一人旅だとトラットリアさえ1人では入りにくいことがあり、食べ物を買って おくと何かと便利。拠点のホテルに、飲み物と果物は置いておくことにしています。市場はたいてい平日の午前中までです。

イタリアでもスーパーやコンビニが増 えて助かるようになりました。惣菜やバケット、生ハム、チーズ、果物、水、飲料類はスーパーがあると非常に安いので助かります。物価は安いイタリアでも スーパーは特に安く感じます。但し、スーパーは量が多いのが困りものですが。お土産も大体、地元のスーパーで買います。物価といえば、イタリアはやはり ローマ以北が高くなります。ヴェネチアは輸送費や冬の高潮のためのコストを見込むので相対的に高いです。

B      観劇・サッカーなど
イタリア各地には建物だけでも見る価値のある劇場がたくさんあります。オペラやクラシックコンサートも有名・無名含めて頻繁に開催されていますので、好き な人にはたまらないでしょう。旅行会社経由でもWebでも探して予約できます。日本の代理店で手配しているのは有 名なもので高額のものが多いです。現地のインフォメーションで聞くといろいろアドバイスしてくれます。少し会話ができるほうがベターですが。

サッカー観戦のツアーもありますが、 通常のリーグを見る方も大勢いるようです。試合は夜で、中心部から離れている場所が多いので一人旅ではちょっとリスクあり。複数人数で楽しく行きたいで す。

  )リスク対応のための情報

  @  イタリア の日本大使館、公使館の連絡先、住所――― パスポートをなくしたり、盗難にあったときの安心用に。まだ、経験はありませんが。パスポートの現物はホテル のセイフティにおいておき、街歩きだけの場合は、パスポートのコピーを用意して行き、コピーのほうを持ってでかけています。予備のパスポート用写真も一応用意を。

  A      日本語の わかる病院 ―――― 一人旅の場合、何があるかわからないので、探しておきます。ただ、ローマとか大都市に1軒程度しかありません。

  B      カード会 社の緊急連絡先 ―― 財布やカードの紛失、盗難の際の連絡先。一度パリでカード類と現金の入った財布をすられカードをストップしてもらいました。いくら手荷物は少なく、といってもメモ帳とペンは持って歩きます。その手帳には、パス ポートNOとカードNO、ホテルの住所は控えておきます

  C ホテルの連絡先――― 街歩き中のト ラブル対策。迷子よけに。小さなホテルでも観光客には親切です。

2.イタリア美術鑑賞と街歩きのための私流プランニング

 旅行は思い立った時に、という方も いらっしゃいますが、目的をもって行く旅がほとんどの管理人は、準備段階から旅は始まっています。準備せず現地でゆきあたりばったりの旅を好む人も多いですが、何度も行けないので見落としたりすると残念なので、情報は仕入れておいたほうがいい、と考えています。

1)気候・天候
イタリアは地中海気候のエリアで、からっとしています。ローマと東京は温度などが普段の年は同程度なので、着るものなどは東京レベルで夏も冬も大丈夫で す。ローマより北に行くときは東京より少し寒いと考え準備します。ただ、夜と昼の寒暖の差が大きいので着るもので調整できるものを用意します。近年は、 ヨーロッパも異常気象の年が多く、熱波の年などが多々あります。その場合は北イタリアでも真夏はさけて時期を考えます。南イタリア方面は真夏は暑すぎま す。ヴェネチアなどは冬に高潮が発生するので、北イタリアへは真冬は避けました。

イタリアやの天気は Meteo In Italia e il Tenpo Italia というサイトが分かりやすく調べられます。他にもヨーロッパの天気予報が見られるサイトはたくさんあるのですが、 予報を比べると経験的ですが、このサイトの天気予報が当たります。

2)時期
管理人の旅はいつも貧乏旅行なので、最近は燃油サーチャージなどが高くて困っています。そのため、イタリアだけではありませんが、たいていオフシーズンか オフシーズに近い5下旬−6月、9月末から11月上旬になることが多いです。全くの個人旅行の場合は、航空券の安い時期、旅行会社の個人旅行パックをまず 情報収集して大体の出発日の候補を絞ります。

観光が目的なら各地の特徴あるお祭 り、イベント時期やクリスマス時期にゆけば楽しみは倍増するのですが。航空券、ホテルともに2倍くらい費用がかかりますのでその時期に行ったことはありま せん。

3)行き先のリスティング
美術館や教会などの宗教施設、市庁舎などにほとんどの見たいイタリア美術があるので、限られた日数のうちに見たいと思えば、見られる曜日、時間帯を確認し て効率よく見学できるように考えます。会場によっては、週1日しか開場しない、午前中しか公開しない、とか限られている場合が多々あります。また、イタリ アでは午後の3時間くらいは、教会だけでなく、お店もレストランもすべて休み時間という街もまだ少なくありません。特に教会は午前中と夕方しか開場しない ところがほとんどなので、1日に見られる場所は限られてしまいます。平日と休日の開場時間も違いますし、また季節や月ごとに開場時間も変わりますので、旅 の時期の開場時間をチェックし、さらに予約必のところや予約したほうが良いところを確認しておきます。同時に入場料も調べておきます。個人旅行では、入場 料金は自分で支払わなくてはいけないので、結構かかります。有名なところは15〜20€、教会などでは3〜10€します。よいものを見た時はガイドブック も買うのでその費用も予算化します。これがスーツケースの重量に影響してしまうのですが。

行きたい都市・街ごとに見たい場所、 を列挙して、それぞれに休館日、開場時間、入場料金、それに、共通チケットがあるところや入場無料になる日、予約が必要か、などの特記事項を調べてリス ティングしておきます。ガイドブックに載っていても一応他の手段でも調べます。ころころ変更になるのでなるべく最新の情報で。また、美術関連の図書で見た いと思ったところもリストに加えておきます。図書からの情報の場合、住所や場所がわからないこともありますが、現地で探すことも考えてリストに入れます。


4)基本の日程表作成
以上のような準備段階の情報と「行き先リスト」をもとに、大まかな日程表を作成します。複数の街へ出かける日にち(曜日)を「リスト」から休館日などが多 い日を避ける日程に仮に設定します。次に開場日時が限定されているところを日程表の中に置いてみます。あとは、交通機関のなどの情報から効率的に散歩しつ つ見て回れるように行き先を日程表のなかに置いてゆきます。日数は、管理人の場合、1週間から3週間の範囲で考えます。これはもっぱら予算からくるもので す。

美術館や特定の人気の教会などは、予 約が必のところ、非常に混むので予約しておいたほうが良いところがあります。基本の日程表で予約してみます。1か月前からしか予約できないところもありま すが。


5)美術館他の予約

予約するとスケジュールが固定される デメリットがありますが、非常に混む所では、当日予約ができても待つ時間がもったいないので予約したほうがベターです。一人旅では、列から離れられないの がつらい時がありますので。最初、自分で直接予約する自信がなかったので旅行会社に手数料を払って予約したこともありますが、ばかばかしくなり自分でサイト を探して予約しています。

英語かイタリア語での表示ですが何と かなります。予約はクレジットカード支払いがほとんど。予約するとキャンセルがきかないところもあります。画面上で予約できたら予約のページ(予約票)を プリントし、当日1時間前くらいに、現地の予約センターの窓口に行きチケットと交換してもらい、時間になったら、並ばずに入り口でチケットを提示する、と いうのが大体の流れです。

@      ヴァチカン博物館(ローマ・ヴァチカ ン市国))
毎年1月10日頃までにその年の休館日、開館時間、入場料金、無料公開日がサイト上で公表されます。(The Holy See の中のMuseo)予約できないと思っていたら2009年から個人もオン ラインで予約できるようです。今までは3回とも並んでいました。9時頃の開場時間に着いて並ぶと1時間程度で入れました。

A      ボルゲーゼ美術館(ローマ)
予約必。入り口とは別に、予約受付窓口が地階にあります。空きがあれば、当日受付も可能です。私が行った時は予約必といってもツアー客以外は地階にいって いました。サイトで予約できます。最近は人気で混むようです。

B      最後の晩餐(ミラノ)
予約必。Cenacolo Vinciano というサイト(英語、イタリア語)から予約可能日を確認して、予約します。当日券もあるらしいのですが最近はほぼ無理と考えておいたほうが良いです。

Cスクロヴェーニ礼拝堂(パドヴァ)
予約必。となりの市立博物館の受付で,空きがあれば、当日受付も可能ですが、ここも人気なのでサイトから予約していったほうがベターです。

同じ受付で1時間前に予約券を提示す ると入場券と替えてくれます。予約時間に礼拝堂入り口で待つと1回30人前後で呼び込まれ、最初にビデオでの説明会に参加します。

C      サン・フランチェスコ教会(聖木の十 字架伝説)(アレッツォ)
教会の隣に受付あり。当日の予約も可能です。日本人はいませんでしたが、西欧人には大変人気のため予約していったほうがいいです。サイトで予約し予約票 を提示すると入場券に替えてくれるので、教会の入り口から中に入り、内陣の前の柵の所で待ちます。時間になると係員がでてきて内陣に入れてくれます。内陣 の前に大きな衝立があって、入場券を購入しないと全体は見えません。内陣に入らなくても、大きいフレスコなので上のほうだけは見えますが、有名な場面は残 念ながら見えません。

D      ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
こちらも大混雑するので有名。フィレンツェに滞在しているなら閉館間際の夕方なら30分程度並べば入れますが、午前中や昼間には長時間並ぶのでゆっくり見 たい方は予約していくべきです。サイトで予約し、美術館の入り口の向かいに予約センターの受付がありますので、提示すると入場券と替えてくれます。美術館 の入り口で入場券を見せると入れてくれます。

E      アカデミア美術館(フィレンツェ)
ウフィッィと同じように混むので有名。西欧人に大人気です。夕方なら50分程度並べば入れます。予約していったほうがベターです。アカデミアの待つ列

F      サンタマリア・デル・カルミネ教会 (フィレンツェ)
ブランカッチ礼拝堂のマザッチョのフレスコを見るのに予約が必でした。最初に行った時は、予約しないと厳格に入れてくれませんでした。最初、ビデオルーム で説明を受けそれから礼拝堂に入れてくれました。2回目に行った時は、入り 口で予約したかは聞かれましたが、なくても入れてくれました。中のbookshopに入場券売り場があり、予約し ているときは予約券を提示すると入場券と替えてくれます。


他にも、サンマルコ修道院美術館 (フィレンツェ)、ブレラ美術館(ミラノ)、パラティーナ美術館(フィレンツェ)、ピサの斜塔(ピサ)に上る場合なども予約制をとっていますが当日でも問 題なく入れます。ピサの斜塔は、当日券だ早くて2、3時間後からという場合が多いので、他を見るつもりの無い方は予約したほうがもいいかも。当日予約して待ち時間で カンポサントや洗礼堂、シノピエ美術館、ドォーモ、ドォーモ付属美術館など同じ敷地内に見どころはたくさんあるので事前予約でなくてもちょうど良い待ち時間か もしれません。

U イタリアの街歩きを楽しむヒント

1.買い物

イタリア にはブランドショップがたくさんありますが、買い物といってもブランドショッピングには興味はありません。私の買い物とは、もっぱらスーパーマーケットや コンビニ、地元のバン屋panificioを覗いたり、市場を見て歩くことです。最初にイタリアに行ったころから 比べると、スーパーやコンビニが増えてきた印象で、貧乏旅行には助かります。
Standa、 Upim、Billaなどチェーン店があり、旧市街地にもふえ場所は割合便利なところにあります。大型のスーパーやアウトレットは新市街地や郊外ですが。

また、バールなどでは、立ち飲みが普 通です。エノテカでもクロスティーノなど食べながらでも立ち飲みです。バールで椅子があるので座ると怒られる場合もあります。街歩きしていると足が疲れて 痛くなるのでどうしても座りたくなります。椅子席では料金が2、3倍くらいに高くなりますが。いろいろ街歩きしていると椅子席に座る時、指差しながらポッ ソ セデールミ?(座っていい?)と聞くとOKというカフェのような店も多くあり、座っていい店とうるさい店の基準がどこにあるのまだよくわかりません が。

市場は楽しいです。わくわくします ね。イタリアでなくても市場は大体覗くようにしています。それでもイタリアの商品は、お菓子やおもちゃでも色もデザインもちょっと違うところがいいです ね。肉屋に生ハムがドーンとつってあったり、チーズがものすごく種類があったり、八百屋さんには果物、野菜も珍しいものや色鮮やかなものがあるので見て回 るだけでも満足できます。最近は、市場にお土産屋らしき店が増えました。昔は割安感がありましたが、最近はそうでもありません。


1)スーパーマーケット

@      スーパー マーケットは、日本と同じですが、レジは大体混んでいますから、前の人のやり方をみていればわかります。自分で買い物用のかフィレンツェ スタンダごから品物を出して、計算してもらい、レジの場所で自分で袋に入れる という流れです。袋は有料の所も多いのでいるかどうか聞かれます。品物をもたもた入れているとレジのお姉さんににらまれます。私は、ショッピングバッグを 持っていくようになりました。向こうの袋はすぐに破れるのが多くて。支払いは現金でもクレジットカードでもOKです。


A     
スーパー の中の肉屋とか魚屋とかのコーナーでは、それぞれ個人商店と同じように注文しなければなりません。店によって方法が違うので説明が難しいのですが。一番複 雑だったのが、カウンターにある番号札をまずとります。(肉屋の場合)番号を呼ばれるまで待ちます。呼ばれたら、番号札を渡して何を何グラムください、と 伝えると切り分けてくれる、というもの。番号のヒアリングと品物名、量を言えないと注文できません!最悪、指差してプレンド クエスト、トゥレチェント  グランミ ペルファボーレ(これにします、300g お願いします)、などというと店の人が、これか?と確かめて くれます。


B     
スーパーの中の果物、野菜の買い方。 基本的に果物や野菜はバラ売りですから、1つから買えるので重宝です。旅先では野菜、果物野菜・果物計量・計算器にめずらしいものが多いので試してみたくなりま す。品物を選んで、野菜売り場に備え付けのビニール袋に入れ、同じく近くにある料金計算・計量器に載せます。機械の前に野菜果物の絵と番号表があります。 買った品物と同じ絵の番号ボタンを押すと、計算結果のラベルがプリントされます。そのラベルをビニール袋に貼りカゴに入れ他の品物と同様にレジで精算しま す。リンゴでも数種類ある場合、売り場の商品の値札にそれぞれ違う番号が手書きで書いてあります。

2)バールやカフェテリア

先払いの店が普通ですが、カウンター で注文して品物をもらって代金を払う店も増えてきました。ローカル都市では、だいたい先払いです。まず、先に、レジに行き注文し、料金を支払い、レシート をもらいます。そのレシートをカウンターに出すと順番に品物を出してくれる、というもの。このやり方になかなかなれません。コーヒーだけならまだしも、他 の商品も注文するには、品物の名前を言えないと注文できません! 品物の場所とレジが離れているとプレンド クエスト (これにします)方式も使えないの で。だから注文が単純になりがちです。ウノ カフェマッキアート エ ウノ パニーノ ペルファボーレ (ミルク入りコーヒーとパン1つ お願いします)


3)パン屋など一般的な店

@      番号札をとって呼ばれるのを待つ方式 は、スーパーのAと同様に注文します。

A      先に料金を支払う場合は、2)と同様 に注文します。

2.教会などの見学

美術館は、休館日、開場時間さえわ かっていれば、普通に見学が可能ですが、問題は教会、修道院などの宗教施設です。教会などの一般への公開時間は、8:00〜12:00、15:00〜17:00程度が一般的です。もちろんもっと早朝から開いているところや夜遅くまで開いてい るところもありますが、昼休み時間は大体あるので見学には午前中が勝負です。街歩きのコースを考えながら予定を組みます。昼休み時間には、開いている公立 の美術館などに行くなどして有効に見てまわります。

休館日、開場 時間は大体の宗教施設も決まっているのですが、ミサ中だったりして観光客が覗く雰囲気でないことが多いです。また、時間が公表されていても開場しないこと もよくあります。イタリアですから。

たいていの宗教施設では入場料をとり ませんが、美術品のある聖具室とか有名なフレスコのある一画、洗礼堂や特定の礼拝堂などは有料になっていることが多いです。

教会でもフラッシュなしなら撮影OK というところがありますが、行くたびに少なくなってきました。教会の中は大聖堂クラスはそうでもありませんが、日昼でも暗くてよく見えないところが多いで す。場所によっては、小銭を入れると1分くらい電気が点灯する、というところもあります。

当然のこ とですが、騒がしくおしゃべりしないとか、帽子をとる、肌を露出しない洋服とかは最低限のマナーです。

3.注意すること


残念ながら、スリ、置き引きが多いので一人旅ではこれが大変。日本人は警戒心があまりないので、気易くスーツケースや手荷物をそこらへんに置いてしまいま す。かくいう私もよく注意されました。被害にあうのはほんの一瞬、マジックのようです。

一人旅では、本当に困ることが多いで す。スーツケースを持って移動する空港や駅ではトイレに行くにも大荷物になってしまいます。がしかたがありません。手荷物だけでもバールやカフェ、もちろ ん観光名所が一番あぶないので、気をつける習慣づけしておくことです。

4.交通機関

個人旅行の楽しみのひとつは、列車や 地下鉄、バスなどに乗って、気ままに移動できたり、スムーズに行きたいところに行けること。タクシーも十分にありますが、話好きのドライバーから話しかけ られてもちゃんと話せないし、白タクも多く、料金が適正かわからなくて不信感に陥ることもあります。イタリアのローカル列車では毎回なにかと新鮮な驚きが あります。

  イタリアでは列車の駅に改札がありま せん。自由にホームに入れますし、列車にも乗れてしまいます。改札に変わるのが“打刻”です。列車でもバスでも、ヴェネチアのバポレットでも乗る時にホー ムやバスの車内にある打刻器で切符を打刻しなければなりません。打刻しないと切符を持っていても無賃乗車とみなされて高額な罰金が科せられます。

          指定券でなくても切符は前もって買え ます。(有効期間というのがあると聞いていますが確認しておりません)列車やプルマンの切符売り場の窓口はたいてい長蛇の列で、間際に行くと乗り遅れま す。それで、指定席券でなくても前日の散歩時間に駅に寄って買うことにしています。

          個人旅行や一人旅では、切符類はすべ て自分で用意しなくてはならないので、効率的に動けるように意識しています。足場にする街から日帰りでのローカル都市に行くときは、切符を往復買っておき ます。プルマンの日帰りの場合も往復買います。バスの場合、往復といっても2枚買うだけですが。ローカル都市の市内バスの場合、バスの切符はタバッキ(タ バコ屋)で売っています。ローカル駅についたら、駅のタバッキで買い、バスで目的地に着いたら散歩の前に、帰りのバス停と時刻表を確認して、帰り用の切符 をタバッキを探して、買っておきます。

          ローマの場合、地下鉄とバス路線を乗 りこなすと便利です。バスと地下鉄は切符が共通なので、地下鉄で1日券を買うと地下鉄、市内バスは乗り放題です。1日券、3日券、1週間券などがあります から、その旅のスケジュールに合わせて選びます。1日券は、4回乗ればもとがとれる価格で非常にお得。その場合も最初に乗る時に打刻します。ヴェネチアの バポレットも1日券、3日券などがあり、これも最初に乗る時打刻します。1日券は24時間券で、その時間を超えてしまうと無効になり、たまに来る検札掛に 見つかると高額な罰金を科せられます。頻繁に検札掛の人が来るわけではないので、無賃乗車の人がいるのですが、打刻しなかった人が見つかった場面を数回目 撃しました。観光客の場合はパスポートチェックもうけてました。切符はきちんと買うべきです。

1)鉄道 FS

拠点とする都市から日帰りでローカル 都市を巡っていく、というのが好きな旅のスタイルなので、イタリア国鉄は乗りこなすと特徴あるローカルな街歩列車の切符と打刻器きができます。同じ方向の街へ行くことも多くて、一見無駄なように思えるのですが、大荷物を持って 移動するのがいやですし、列車に乗ること自体も楽しいでことも多いのでよく利用します。

@列車の種類
イタリアの列車には17、8種類があります。長距離では、国際列車や夜行専用列車Nもありますし、新幹線に似たAVもありますが、国内移動でよく使うのは 3種類でしょう。

ES =Eurostar ユーロスター =長距離高速列車。いわゆる特急のようなもの。全席指定。 ローマーミラノ、ローマーヴェネチアなど長距離の場合やローマーフィレンツェな ど主要な都市移動に使います。似たものでEC=EuroCity国際長距離列車として他のヨーロッパとも乗り入れている全席指定列車。

IC =Inter City イン テルシティ =主要都市間長距離列車。いわゆる急行のようなもの。自由席と一部指定席あり。フィレンツェーボローニャ、などで主要都市間では本数も1時間 に1本くらいあります。

R = Regiocle 近距離普 通車。自由席。基本は自由席。但し、普通列車といっても各駅停車でなく、同じ行き先でも列車によって、ニューヨークの地下鉄と同じように停車駅が違うの で、乗る列車を間違えると大変です。似たものにIR =InterRegional中距離快速列車。D=Diretto 中距離普通列車があります。

A      等級
イタリア国鉄は1等、2等という車両による等級があります。Rはほとんどが2等しかありませんが、切符を買うときは、等級も一緒に伝える必要があります。 2等切符でUn biglietto di secondo classと伝えます。ローマのフィウミチーノ空港駅からテルミニ駅の直通列車のようにすべて1等という列車もありますが。1等だからといって格段に設備 がいい、というほどの違いはありません。

B      切符の買い方―窓口で
ローマ・テルミニなど大きな駅では、ECなど国際列車と国内列車では窓口が違います。どの窓口もいつも長蛇の列です。気長に並ぶしかありません。並び方は くし形なので順番が来ると、空いた窓口の担当から呼ばれます。Rの場合は「○○行き、2等、○人」と伝えれば、いくら、と担当がいうので支払うと切符を渡 されます。ESやICの場合、「○○日○○時○○分のES」と言わなければならないので、メモに書いて渡すとスムーズです。口頭だと通じないことが多く て! 私の場合、拠点都市からの日帰りの場合が多いので、往復買うことが多いです。往復=Andata e Ritorno per favor と付け加えます。

C      切符の買い方 −自動販売機で
切符の自販機Aタイプ大都市の駅の切符売り場は常に長蛇の列ですが切符の自販機もあります。慣れれば便利です。最初のこ ろは見ただけで難しそうと使わなかったのですが、ローカル駅では無人駅や駅員が少なく窓口が閉まっていて、自販機しかない駅があるので使わざるをえなくて 覚えました。問題は、自販機にいろいろな機械があることです。テルミニなど大きな駅では慣れた機械を探せばいいのですが、ローカル駅では1,2台しかない ところが多いです。現金とクレジットカードが使える機械、クレジットカードしか使えないもの、現金しか使えないもの、クレジットカードでなくどこかのプリ ペイドカードしか使えないもの、お釣りがでないタイプなど様々な機械があります。

一番多いタイプは、最初に言語選択画 面があるもので英、独、仏、伊の4か国語から選択するもの。英語を選択すると切符自販機B対話式で選択していき、最後にクレジットカードを入れカードが受付されると、切符が出てきます。目 的地、日にち、時間、列車、等級、などを順番に選択していくものです。よく、途中でフリーズしたり、カードが受付られなかったりしますが。何度かトライ& エラーをしたり、機械を変えてやってみるとなんとかなります。往復が買えるはずが買えない時もあり、出発駅を逆にして帰り分を買うことができました。現金 しか使えない機械でお釣りが出ない機械の場合、切符とレシートのような紙が出てきます。そのレシートのような紙を切符売り場の窓口に出すと現金を戻してく れます。切符を買った駅でなくてもOKです。

自販機で列車の切符を買う手順で、時 刻表検索ができるので、切符を買わずに時刻表や列車の行先を確認することもできます。

注意)ローマ・テルミニ駅など自販機 でもたもたしていると教えましょうかと若い男がよってきて教えてくれることがあります。親切で教えてくれる人もいるので、一概にこわがる必要もないのです が、あとから教え代を要求してくる輩も多いので、NOと断ったほうがいいです。どういうわけか私には声をかけてくれませんが。また、イタリアのホームは低 く、列車は高いので重いスーツケースを引き上げるのに苦労します。それを手伝ってくれる若い男の子がいて、グラッチェと言っていると後から手数料をくれ、 といってきたり、日本人は親切でやってくれていると思い込んでいると痛い目にあうこともあるのでご注意を。イタリアも失業率も高いので、移民や若い子の稼 ぎということらしいので本当に助かったと思えばチップ程度を渡せばいいです。

D      乗り方
切符が買えても、どの列車にのったらいか、最初はわかりませんでした。ホームの電光提示板には、行き先ごとに表示がでるのですが、切符には、黄色い時刻表何番線のどこ行きの列車に乗ればいいか書いてありませんから。座席指定 の必要なESのチケットは列車番号、車両番号、座席番号、等級などが書いてあるのですが Rでは書いてありません。それで、ホームで駅員さんらしき人に、 この列車は、どこそこに行きますか?と確認してから乗っていました。

何回目かの時、観光客が黄色い掲示板 にたかっているのを見かけました。見ると列車の時刻表で2枚あり、「出発Partenza」と「到着 Arrivo」です。
1時間帯ごとに、列車番号、列車の種類、行き先、発車時刻、途中停車駅リストとそれぞれの到着予定時間、発車ホーム番号、注意事項などが書いてあります。 これで、自分の乗るべき列車の列車番号・行き先がわかりますし、発車時刻と何番線のホームに行けばいいかわかります。最近は、電光掲示板にも同じ内容が表 示される駅がふえました。 なぜ、到着時刻表があるのかわかりませんが、最初のころは、よく出発時刻表と間違えました。表現は全く同じ体裁なので。

E ホームで
私はまだ、列車ではショウペロ(ストライキ)にあったことはありませんが、イタリア国鉄の時間のアバウトさは有名でした。時間どおりに出発したり到着駅の電子掲示板するとすごいと思えてしまうのがイタリア。黄色い時刻表でホームを確 認してからホームにいきますが、電光掲示板でも再確認します。出発列車の最終決定が表示されます。よく直前でホームが変更になったり、遅れたりしますか ら。ホームでは、乗る前に打刻するのを忘れずに。

イタリアでは発車ベルはありません。 社内放送もありません。降りる駅も自分で確認しております。ホームに行く前に黄色い出発時刻表で目的地の到着予定時刻や一つ前の駅を確かめておくとよいで しょう。車両によっては降りる時は自分でドアを開けなければならない列車もあります。

ローカル駅では列車がおくれたりする と放送がありますが、聞き取れないことが多いので、電光掲示板で確かめます。

■イタリア鉄道Trenitaliaの切符の買い方・追加(2019.09

             10年前と違って、普通列車以外は全て指定して切符を買わなければならなくなっていた。 トレニタリアの不思議なのは、同一区間の同じ列車でも料金が、等 級以外にも多くの区分と価格ランクがある。また、普通列車、インテルシティ、フレッチャなどの種類でも時間が必ずしも早くなる、というものでもない。
従来の1等2等のほかにスタンダード、プレミアム、エグゼクティブなどのランクがありそれぞれに、Bass Economy super economy、などの価格がある。さらに、オンラインの予約だと割引率が高く買える。しかも早い者勝ち。
今回の旅では、さらに、切符を買う時、大人、子供の他、自転車、犬という切符もあるのにびっくり。車両の中で犬が吠えているのもざらにある。

    ■Trenitaliaの列車検索システム(Web)から予約の手続きも簡単にできる。

   @トップページで出発駅、目的駅、利用日、時間帯を入力し検索すると、時間帯ごとに列車が表示される。そこから列車を選   び、一番右の料金蘭のチェックをクリックするとその列車のクラスごと全部の料金表が表示される。

    A料金表の中から自分の目的に合う価格を選択し、「Continue」をクリックすると購入のページにいく。この段階で座席指定、グループの座席指定もできる。

    Bチケット購入画面に移ったら、「ユーザー登録せず購入Go on without log in 」を選び、氏名・生年月日、e-mail を記入。また、「I’m a passenger too」 を選ぶと乗客の1人目として、記入済みの情報が登録される。複数乗客がいるときは全ての乗客の情報を入力する。 C次は、支払画面に。クレジットなど支払う種類を選ぶ。クレジットの場合はカードの情報を入力。
クレジット会社のパスワードを入力 して完了。
購入手続き画面は10分間だけ有効。オーバーするとキャンセルとみなされる。

    D登録したメールアドレスに電子チケットがPDFで届く。これで購入できた。

    E列車に乗る時、スマフォの電子チケットを見せるか、電子チケットをプリントアウトしたもの(紙)を改札で見せるとホームに入場できる。

   ■Trenitaliaの列車検索システムの使い方や予約購入のシステムの使い方については、「ユアトリップ」旅行情報サイト様 などweb上でイタリア鉄道やヨーロッパの鉄道のチケット予約解説があり、詳細に操作手順を教えてくれます。管理人もよく参考にさせてもらっています。
■割引率のいい予約チケットですが、問題が起きる時がある。今回、それに当たってしまい、語学の弱い管理人は駅の窓口で待たされたうえに交渉に苦戦した。

    つまり、予約したときの列車が変更になって、なくなったりすることがあるのだ。切符の価格ランクにより、変更は1度だけできる切
    符、変更もできない切符などがある。変更が1度できるエコノミーを買ったのに、列車がなくなっていると、変更ではなく払い戻
    し手続き(しかも手数料もとられる)をしなくてはならないようだ。購入する時、いろいろ条件を確認しておいたほうがよいです。


2)バス

@プルマン
プルマンは、列車と同じようにバスターミナルの時刻表を調べ、切符売り場で切符を買い、行き先別の看板の前(もしくは看板の下)で待ちます。バスが来た ら、打刻して乗り込みます。(バスの中にも打刻器はあります)プルマンは目的地までだいたい乗り換えずにゆけますので難しくないです。

問題があるとすれば乗り換えが必要な ところに行く時です。例えば、フィレンツェからサンジミニャーノに行くには、シエナ行きにのり、ポッシポンジというところでバスを乗り換える必要がありま す。ポッシポンジでも2、3か所同じ名前の停留所があるので、乗る時にどこで降りるか教えて、と言っておきます。降りたところにバスターミナルがあるかと 思っていると市内バスの普通のバス停で降ろされます。しかも乗り換えるバス停は同じところにないので、これも運転手さんに聞くと良いでしょう。

A市内バス
バスターミナル市内バスはちょっと難しいですが、乗りこなせれば、行動範囲が広がります。特に、ローマのように大 きい都市はバスが有効です。地下鉄もありますがA線、B線の2本しかないので。また、ローカル都市では、列車で行っても旧市街はたいてい線路から離れてい るのでバスで行くことになります。

市内バスやコミュニティバスの切符は、タバッキ(タバコ 屋)で売っています。地方では、バールで売っているところもあります。列車から降り、バスで行く時は、駅構内のタバッキで切符を買います。切符を買う時に 「○○へ行く、バス停はどこか」を確認しておきます。

ローマのテルミニ駅前、ヴェネチアの ローマ広場など大きなバスターミナルには切符バス停売り場とインフォイメーションがあるので、どこに行きたいかを伝えるとバスの乗り場(番号もしくはアルファベット)を教えてく れます。バス乗り場は広いので、その場所も聞きましょう。バス停には路線(番号・記号)・停車するバス停リスト・時刻表が書かれています。

行きたいところを通る路線番号を確認 するのは、市内で乗る時も同じです。同じ停留所に何系統もバスがきますから、乗りたいバスの路線番号が来たら手を挙げて運転手さんに知らせないと、止まっ てくれません。ローマなど本数の多いバス路線では、市内のバス停には時刻表がないことが多いです。

バス内の打刻器バスは乗る時より降りるところを間違えないようにするのが難しいので す。社内放送はありません。降りるバス停を知っている時はそのバス停が近づいたら、降車ボタンを押します。残念ながらバス停のリストはあっても、目的の場 所(教会とか美術館とか駅とか)にゆくのに近いバス停がどこかはわかりません。それで、バスに乗る時運転手さんに「○○に行きたいので、降りるバス停に なったら教えて下さい」と伝えておきます。乗り込んだら、打刻するのを忘れずに。運転手さんは慣れていて、降りるバス停になると教えてくれます。

3)その他の交通(地下鉄、バポレット
イタリアの美術鑑賞や街歩きのために使えるのは、列車、バス、タクシーの他には、地下鉄、トラム(市街電車)、ヴェネチアのバポレット(水上バス)、新交通システム(ペルージャ)などが あります。これらは、市内バスと乗り方の違いはありません。


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