妄想PLAN-4 ヴェネチアと周辺都市の美術散歩


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ヴェネチアプランの考え方



までにツアーで1回と個人旅行で1回、ヴェネチア本島徹底散歩と近郊のパドヴァには行っている。迷路のようなヴェネチアには多くの教会が素晴らしい絵画

もっていて、美術館と変わらない質の高さに感激した。路地歩きやゴンドラも楽しい。それでも本島内もまだまだ見きれておらず

心残りだ。特に本島の北側とムラーノ、ブラーノ、トルチェッロなどの島にも行ってみたい。


 周辺にも中世以降の素晴らしい街並みや美術をもつ都市が点在している。その中で、16世紀の代表的建築家パッラーディオの

建築が多く残るヴィチェンツァ、ロマネスク・ゴシックの建造物が多く残りティエポロの作品が

多くあるウーディネ、オーストリアや東欧の影響を多くうけた街並みの

トリエステにも足をのばしてみたい。


想定プラン    時期を明確にしないと飛行機、交通機関の状態を設定できないので、現在時点の情報で交通機関を設定している。

          実際に行く場合、その時点での航空機、列車、船の時刻表などで再度詰める必要がある。


目的         ヴェネチア散策と周辺都市の美術散歩


期間         11日間  10月上旬を想定


ポイント     イタリアの中でも人工島の上に作られた都市としてユニークな中世都市ヴェネチアは何度でも訪れたい。

          運河と路地をめぐりながら優れた建築、美術、絵画を見ることを第一の目的。まだじっくり歩いていないサンタルチア駅周辺、

          北東側のフォンダメンタヌォーヴェエリアやアルセナーレのあるエリア、ブラーノ島、トルチェッロ島にも行きたい。

          また、アカデミア美術館、サンタマリア・デッラ・サルーテ教会、サンタマリア・グロリオーサ・フラーリ教会、スクオーラ・グランデ・ディ・サンロッコ

          などで名画を再び鑑賞もしたい。

          ヴェネチアから日帰り散策できる周辺の中世都市もたくさんある。その中で14世紀から18世紀頃の建築様式の変遷が見られ、特に、

          後の建築に大きく貢献することになった15世紀のパッラーディオの建築が町中に多く残るヴィチェンツァは是非行ってみたい。

          またロマネスクゴシック建築が多く残りティエポロの作品が数多くあるウーディネ、イタリアといっても中世以降オーストリア、ハプスブルグ家

          の支配の時代が長かった港湾都市トリエステにも古代から中世の建造物、美術がある。頑張れば日帰りが可能。

          今回のプランでは以前にいったパドヴァなどはプランに含めていない。

          

          日程表の検討に当たっては、美術館・博物館、教会など行き先・見学先の休館日、開場時間をもとに曜日を設定して行き先、方向

          を検討している。


宿泊       ヴェネチア本島・サンマルコ周辺   €100/@程度以下のホテルで★★から★★★クラス

                                  ディアナ、セレニッシマ、サンファンティン、 など。

          ヴェネチア本島・サンタルチア駅周辺   €70〜80/@程度以下のホテルで★から★★★クラス

                                    グエッリーニ、バジレア、ロッシ

          メストレ駅周辺  €50〜70/@程度以下のホテルで★★★クラス   パリス、ピアーヴェ


          成田からの出発当日中にヴェネチアのホテルに到着する日程で、航空便を選定。そのため深夜にヴェネチアに着くことになるので、分り易い

          とを基準に。但し、ヴェネチア本島は物価が高く宿も高い。予算によっては、サンタルチア駅近か本島からバスで15分くらいのメストレ駅

          近くに。サンタルチア駅、メストレ駅近くの場合、島行きや日帰りツアーには便利。

          ヴェネチアを楽しむにはメストレ側に拠点を置くより、値段は高くても本島の側のホテルが望ましい。日中は団体の観光客であふれるサンマルコ

          広場なども早朝や夕方の静かなヴェネチアを堪能できる

          周辺都市への移動や費用を考えるとメストレ駅近くのリーズナブルなホテルがよいのだが。

 

          本プランでは、1日目から本島側のホテルに泊まった場合で検討しているが、実際は、ベネチア直行便でない場合、当日中にサンマルコ周辺

          のホテルに到着するにはかなり深夜になり無理がある。1日目はメストレ周辺にとまり、2日目以降はサンタルチア駅周辺ホテルを拠点とする

          のが現実的。



ヴェネチアと周辺都市の街歩き・基本日程表




目的地
ポイント
1日目

移動日

2日目

VENEZIA

アルセナーレ周辺、アカデミア美術館、サンマルコ周辺

3日目

VENEZIA

サンタルチア駅周辺

4日目

VICENZA
5日目

TRIESTE


6日目

UDINE


7日目

VENEZIA

トルチェッロ島、ブラーノ島

8日目

VENEZIA

ムラーノ島、フォンダメンタ・ヌォーヴェ周辺

9日目

VENEZIA 本島予備日
10日目

移動日 
11日目

移動日 (帰国)


ヴェネチア街歩き・移動と目的地基本日程表







1日目

移動日

@ 成田  アリタリアAZ785便 13:15発

      ローマ・フィウミチーノ空港   19:00 着

A ローマ・ヒウミチーノ空港 アリタリアAZ1473便  

                        21:20発

      ヴェネチア・マルコポーロ空港  22:25着

B市バス 15番 23:30発 →

          ローマ広場バスターミナル 24:00着

  もしくは タクシー             23:55着

Cローマ広場  深夜バポレット → 

         サンマルコ・サンザッカリア 24:30 着

D サンマルコ・サンザッカリア 24:30 → 徒歩

                   →ホテル 24:45着

アリタリア便以外に、ヨーロッパ乗継、ヴェネチア・

マルコポーロ空港着便など、実際計画では

航空料金など含め検討する。

出発当日中にヴェネチアのホテルに入ること
2日目

ヴェネチア  (ヴァポレット・徒歩)

アカデミア美術館・サンタマリアデッラサルーテ教会周辺 と

アルセナーレ周辺

・ホテル近辺での食事どころ、バール探しと方向になれること。

・インフォメーションで資料、地図を入手、スーパーで買い物。

                                                          

・サンティッシマ・ジョバンニ・エ・パオロ教会、

・スクオーラダルマータサンジョルジョ・デッリ・スキアボーニ

 ・サンジョバンニインブラゴーラ教会、サンピエタ教会

・サンフランチェスコ教会

3日目

ヴェネチア (ヴァポレット・徒歩) サンタルチア駅周辺

・リ・スカルツィ教会、サンジェレミア教会、サンジョゼッペ教会

・ゲットー・ヌォーヴォ、サンタリヴィーゼ教会、

・マドンナ・デッロルト教会             

・イエズス会、                              
4日目

ヴィチェンツァ

@ ヴァポレット 

AFS・St.Lucia駅 7:35発 →( R  )  

                                             Vicenza  8:52

B Vicenza  17::02 発 →(R)→ 

                                  ・St.Lucia駅 17:48着

  

C ヴァポレット

・シニョーリア広場、パッラーディオ通り、バジリカ、

・ドォーモ、キエリカーティ宮・市立絵画館

・ラ・ロトンダ、オリンピコ劇場、サンタコローナ教会

・サンロレンツォ教会、カルミネ教会

5日目

トリエステ

@ ヴァポレット 

AFS・St.Lucia駅 7:41発 →(R/ veloce)  

                               Trieste Centrale 駅 9:46着

BTrieste Centrale  18:15 発 →(R veloce )→

                                       St.Lucia駅 20:20着

C ヴァポレット

・サンジェスト聖堂、ウニタディイタリア広場

・カステッロ(サンジェスト城)、ミラマーレ城

・至聖三者スピリドン・セルビア教会、

・サンニコロディグレチ教会

6日目

ウーディネ

@ ヴァポレット

AFS・St.Lucia駅 7:04発 → (R veloce )                                                   Udine 8:53着

B Udine 18:07 発 →(R  veloce )→ 

                                      St.Lucia駅 19:56着
C 
ヴァポレット

・市庁舎、リベルタ広場、

・サンジョバンニ教会、サンジョウバンニのポルティコ

・ドォーモ、ドォーモ博物館、プリタ礼拝堂

・カステッロ、市立美術館・古典美術館

・司教区博物館

・サンジャコモ教会

7日目

ヴェネチア

@ ヴァポレットond.Nuove 10:30発→

                                             Burano11:12着

A Burano11:12発 →(ヴァポレット )

                                           Torcello  11:17

B Torcello  14:51 発 → ヴァポレット)→

                                           Burano 14:56

    

C Burano 16:56  発 → (ヴァポレット)→

                                   Fond.Nuove 17:26着

トルチェッロ島 ・ ブラーノ島


・サンガマリアアッスンタ聖堂、サンタフォスカ教会

・エストゥアリオ博物館

・サンマルティーノ教会

8日目

ヴェネチア

(ヴァポレット・徒歩)

@ バポレット Ferrovia 9:04発  →

                Murano Navagero 9:26

A Murano  Farop 16:32発 →(ヴァポレット ) →                          Ferrovia 16:53

ムラーノ島   

・サンティ・マリア・エ・ドナート教会

・サンピエトロ・マルティーレ教会

9日目

ヴェネチア (ヴァポレット・徒歩)

予備日


リアルト周辺 ・サンマルコ周辺

10日目

移動日

@ ヴァポレット   サンマルコ → ローマ広場      

A ローマ広場    →  マルコポーロ空港 

B マルコポーロ空港 アリタリア AZ1466便12:20発

       →ローマ・フィウミチーノ空港   13:25 着

Bローマ・フィウミチーノ空港 アリタリア AZ784便 

         15:15発→4

実行に当たっては、再度、ヴェネチア直行便、ヨーロッパ乗継便を含め確認する。
11日目

移動日(帰国)

C 成田 10:25着




ヴェネチアと周辺都市の美術散歩・資料編(抜粋)



1.ヴェネチア   VENEZIA

1)基本情報  ヴェネト 州 ヴェネチア県のコムーネ。県都。 

 アドリア海の一番奥、ラグーンの上に築かれた島。本土から約4kmの橋と線路でつながっている。周囲の約100の島々からなる。

 島はカナルグランデを中心に大小の運河が走り、橋で繋がっている。島内は車は入れない。カナルグランデには3つの橋。ヴァポレットを乗りこな

 すと迷路のヴェネチアを堪能できる。

     5世紀にゲルマン人のイタリア侵入により北イタリアからラグーンに逃れたことから歴史が始まる。7世紀に共和政治がはじまりヴェネチア共和国

 が誕生。第4回十字軍のコンスタンチノープル略奪に関与したことを契機にヴェネチアの繁栄が始まる。ラグーンに守られ教皇権や他国の干渉

 をあまり受けなかったことから、他国で発禁になってもヴェネチアでは出版されるなど進取の意識が高かった。15世紀には同じ海洋国であったジェ

 ノバとの競合に勝ち強力な海運・海軍国となった。オスマンの侵攻により徐々に弱体化し、大航海時代による地中海貿易の地位の低下と共に

 ヴェネチアの国力も衰退。18世紀ナポレオンの進出で共和国は解体した。 

 ラグーンであったこと、独自の共和制が機能したことから、革新性が維持でき、文化・芸術にも独自の特性を持った。絵画ではヴェネチア派を

 生み出した。

 近年、冬季の高潮により浸水が多発している。


2)特産・名産品       ヴェネチアングラス、レース編み物、魚料理(イカ墨、スカンピなど)、ティラミス


3)アクセス      @成田 → ヴェネチア・マルコポーロ空港

            A 成田 → ヨーロッパの空港 → ヴェネチア・マルコポーロ空港

            B 成田 → ローマ or ミラノ 空港 → ヴェネチア・マルコポーロ空港

              *マルコポーロ空港からベネチアへは、ホテルなどの目的地により

                 空港から バス(市バス5番) → ヴェネチア・ローマ広場・バスターミナル  約25分 

                 ローマ広場から島内各地へはヴァポレット(水上バス)もしくは、徒歩で。

                 ローマ広場からサンタルチア駅へは徒歩約5分。

                 空港から バス(市バス15番) → メストレ駅前 約20分。   

                                      メストレ駅(市バス2番)→ローマ広場 約15分。

                 空港から 乗合モーターボート → サンマルコ広場まで


             C日本・成田 → ミラノ・マルペンサ空港 → ミラノ中央駅 → fs線(ES)→ 

                                                  サンタルチア駅 2時間40分、((IC)で約3時間

                *サンタルチア駅前にヴァポレット発着場あり。


2.ヴィチェンツァ  Vicenza

1)基本情報  ベネト州 ヴィチェンツァ県のコムーネ

  ルネサンス後期の建築家パッラーディオが弟子のスカモッティと共に理想の建築都市を目指した街。イタリアの建築史上に残る多くの建物が

  集中する建築の街としても有名。鉄道駅からのびるローマ通りから突き当りを曲がる通りが有名建築が集中するパッラーディオ通りがある。

  駅から徒歩10分くらいで中世の門と塔。城がなくなった後もカステッロ広場と呼ばれあたりから散歩の中心地。

  自治都市の時代をへてヴェローナなどに勝利したものの15世紀初頭ベネチアの支配下に置かれた。16世紀に建築上の革新が始まりパッ

  ラーディオの登場により花咲いた。初期はヴェネチアンゴシック様式、15世紀にはベネチアン、エミリアのルネサンス様式が続き、パッラーディ

  オによって古典様式を取り入れた、光あふれるパラディアン様式という建築様式を完成させ、ヨーロッパ全域に影響を与えた。この様式の典

  型例がバジリカ、キエリカーティ宮、オリンピコ劇場などに見られる。1800年代まで強くこの様式が残った。 


2)特産・名産  名物料理はバッカラ・アラ・ヴィチェンティーナBaccala` alla Vicentina干しダラをミルク、オリーブオイル、グラナチーズ、

           にんにく等で煮込んだもので、ポレンタが添えられている。スパゲッティを太くしたような手打ちパスタ、ビゴリBigoliを使っ

           たビゴリ・アッラナトラ Bigoli all’anatra(方言ではビゴリ・コ・アルナBigoli co’arna)はアヒルのミートソースがけの一品。

           地ワインのブレガンツァ Breganzaコッリ・ベリチColli BericiガンベッラーラGambellara。グラッパ酒の本場。 また、貴金属

           でも有名。

          *イタリアの他の都市よりお店の営業時間が少し短め。 (ほとんどのお店が900-1230/1530-1930
 


3)アクセス   @ヴェネチア・サンタルチア駅→ (IC)→ヴィチェンツァ 55分

          Aヴェローナ → (IC,Dr)→ヴィチェンツァ  30分

           ヴォチェンツァ駅からローマ通りを400mで旧市街の入り口カステッロ広場に。

           駅からマッテオッティ広場(キエリカーティ宮の近く)まで、1番、5番 バス 1€ もあるが、歩いて行ける。

           中心部まで 1km少し。

          

4)入場チケット

 主要観光ポイントの入場パス"Vicenza Card"はオリンピコ劇場内のチケット売り場のみで販売されているので、国鉄駅から徒歩か@、A、

 C、D、F番のバスでマッテオッティ広場まで行き、切符を購入 してからパッラ−ディオ通りを散策すると効率的。

 また、オリンピコ劇場の隣にある観光案内所では無料の市内地図をもらうことができる。


5)リスト以外の見所

 1.ヴィチェンンツァの中で一番有名で美しい橋Ponte San Michele(サン・ミケーレ橋)は16211623年にかけて造られたもの。


6))レストラン

  ・Osteria Il Cursore (オステリア・イル・クルソーレ)
    この地域でよく食されているポレンタが絶品。サン・ミケーレ橋近く。   Str.lla Pozzetto, 10   定休日 日曜昼、火曜

7)参考 街歩きコース

  市の見どころは旧市街とパッラーディオのヴィラが散在する郊外に分かれている。
  ヴィチェンツァ駅を出ると目の前に広がるのがマルツィオ公園
Campo Marzioその真中にのびるローマ通りViale Roma400メートルほど歩

  き突き当りを右折すれば旧市街への入口、カステッロ広場Piazza Castelloここからまっすぐ続く通りが建築家の名をとったパッラーディオ通り

  Corso Palladioで、バジリカBasilicaのあるシニョーリ広場Piazza dei Signoriやキエリカーティ絵画館Museo Civico Pinacoteca-

  Palazzo Chiericatiとオリンピコ劇場Teatro Olimpicoのあるマッテオッティ広場Piazza Matteottiまでの500メートルには見どころがいっぱ

  い。


  その他の見所
  パッラーディオ通り
147番地のスキオ宮殿Palazzo Da Schio(別称黄金宮殿Ca D'oro)バルバラン宮殿の正面にあるフレスコ画が美

 しいティエネ宮殿Palazzo Thiene(現在は銀行)フォガッツァーロ通りCorsoFogazzaro16番地にあるヴァルマラーナ宮殿PalazzoValmarana

 パッラーディオの建物は旧市街中あふれている。

  また、ヴィチェンツァ市を一望できるモンテベリコMonte Bericoの丘にそびえるモンテベリコ教会Santuario di Monte Bericoではヴェロネー

 ゼ作のキリストと聖グレゴリオの晩餐が見られます。ティエポロのフレスコ画が美しいヴィラ・ヴァルマラーナ(別称ヴィラ・アイ・ナーニ)はヴィラ・ラ・ロ

 トンダから約1km程、この他にもユネスコ指定のヴィラはヴィチェンツァ郊外に13箇所あり、時間をとってヴィラ巡りとヴェネト地方の田園風景を楽

 しむ旅も可能。

 ・カルミネ教会


3.トリエステ    Trieste 

1)基本情報  フリウリ=ヴェネチア・ジュリア州の州都。 トリエステ自治県のコムーネ。県都でもある。

  イタリア半島の付け根の東はじにある商工業の中心都市。古代からの歴史があるが、ローマ共和制、アクイレイア、ヴェネチアの支配下にな

 るなど、軍港としての位置から、中世から現代まで国際紛争の際前線として様々な支配を受けた。14世紀にはヴェネチアに敗れ、オーストリ

 アに支援を求め、自治都市としてハプスブルグ家のもとで繁栄した。その後もフランス、オーストリア=ハンガリー帝国の支配の後、イタリイアに

 併合。第2次大戦でドイツ、チェコなどの支配をうけ、大戦後の混乱のあと1960年イタリアに帰属することとなった。イタリアであるが、オースト

 リア的な雰囲気が強い。

  

 

2)特産・名産品  エスプレッソのイリーをはじめ、エスプレッソの街としても有名。カフェ多し

            サン・ダニエーレのハム、 上品でバランスのよい飲み口の赤・白ワインの生産。

            「Presnitzプレスニッツ」・・渦巻き型の木の実入りパイ。「Strudelストゥルーデ」りんごやレーズンを生地で幾重にも巻いて焼

            き菓子

  


3)アクセス    @ヴェネチア・メストレ駅 →(ES)→ トリエステ中央駅  約 2時間

          Aウーディネ →(IC) → トリエステ中央駅 約1時間

          Bバス  ウーディネ→ バス APT社 → トリエステ  約1時間   1日20本


         トリエステ駅は、2011年にリフォームされてきれい。駅構内のスーパー脇の通路を通って駅外部に出ると、36番ミラマーレ城行き、

         42番ジガンデ鍾乳洞行きのバス停への近道。


4)レストラン

   オステリア デ スカルポン (Osteria de SCARPON )  Via della Ginnastica, 20, Trieste, Italy


5)カフェ(主なカフェスポット)
   ・カフェ・トンマーゾ
Caffe` Tommaso1830年創業、当時の芸術家のたまり場。

   ・カフェ・ステッラ・ポラーレCaffe` Stella Polare:クラシックな内装がそのまま残され、創建当初から芸術家、外国人が通う

                     地区にあります。

   ・カフェ・デリ・スペッキ Caffe` degli Specchi1839年創業。ウニタ・イタリア広場に面したテラス席での優雅なカフェスペース

                     は居心地抜群。街の中心にあることから、歴史、経済、文化の中心でもありました。

   ・アンティーコ・カフェ・トリネーゼ Antico Caffe` Torinese1915年創業で、おしゃれな店内は家具職人による客船をイメージした作り。

   ・バール・エクス・ウルバニスBar ex Urbanis1832年創業、若者も集うカフェ。床のモザイクが自慢。

   ・カフェ・サン・マルコ Caffe` San Marco1914年創業。イタリア文学には欠かせない存在であるウンベルト・サバやスヴェーヴォも通った老舗。

                  雰囲気はウィーンのカフェを思わせ、木製のバルコニー、壁の絵画、フレスコ画など、時空を超えることができます。

   ・カフェ・パスティッチェリーア・ピローナ Caffe` Pasticceria Pirona:オーストリア菓子や貴重なワインも楽しめるカフェ。


6)見所など

  サンジュスト聖堂=イタリア統一広場裏の階段を登り、更に上へ上へと坂道を登っていくこと約15分。坂道の目の前に美しいレンガ造りの教

              会があらわれる。1400年に建てられた古い教会の中にはビザンチン風のモザイクあり。祭壇のクーポラにある不思議な

              色を放つモザイクは必見。

  Canale Grande(大運河)沿いの散歩道=イタリア統一広場も美しいが、Canal Grande(大運河)付近もゆったりとした雰囲気が流れてい

                           る。illiy本社があり、コーヒーの街として知られるトリエステ。運河沿いにもたくさんのBarが並び

  サン スピリドーネ教会=大運河沿いにある東方正教の教会。 


  サンアントニオタオマトゥル教会=セジェスタの神殿と似たものがある。大運河がある道の始まり辺りに位置している。

                         イタリア統一広場=一番の見所。昼間に見ると夜と印象が違う。広場にあるどの建物も美しい。、正面に向って左側

                          一番手前の建物にはモザイク。この建物は県庁です。


  トリエステの町はイタリア統一広場を中心として、東側に大運河、そのもっと東側に鉄道駅とバスターミナルがある。中心地はイタリア統一広場

  の裏側(?)とコルソ イタリアという大通り、そして大運河付近くらいまで。


  電車=オベルダン広場から出る路面電車。ケーブルカー式の機関車(オレンジの車両)の後押しで急坂を上り、郊外のVilla Opicina(ヴィッラ・

  オピチーナ)に向かう。


4.ウーディネ     Udine

1)基本情報  フリウリ=ベネチア・ジュリア州 ウディーネ県のコムーネ。県都。

  ロマネスク・ゴシックの建造物が多く残る。周囲を丘にかこまれたフリフリ地方の中心。西ローマ帝国滅亡後、アッティアなどの勢力が衰え、

  オットー2世がアクイレイに城を寄進し、アクレイアの大司教座が13世紀に移ってから発展した。15世紀にヴェネチアに支配。その後、フラ

  ンス、オーストリアの支配下時、ロンバルド=ヴェネト王国に編入され、19世紀イタリアに帰属。第一次大戦にはドイツの支配下となる。

  1700年代にティエポロが多くの作品を残した。


2)特産・名産品    農産物、ワイン

         

3)アクセス    @ヴェネチア・サンタルチア駅 →(Exp)→ ウーディネ  約 2時間

           Aトリエステ中央駅 → (IC) → ウーディネ 約 1時間

            *ウーディネ駅は街の南側にあり、中心部まで約1Km。 駅からバス 1番 で約10分

                                   駅の目の前を通っている大通り(Viale)がぐるりと取り囲んでいる中心までは、駅から歩いて約15分。

4)見どころ

  町の中心にあたるP.zza della Liberta(リベルタ広場)は主要な建物に囲まれた観光スポット。
  均等に柱が並ぶ
Porticato di S.Givanni(サン・ジョヴァンニの柱廊)。ルネサンス様式の建築物で、サン・ジョヴァンニ教会の一部になっている。
  柱廊(ポルティコ)には
1527年にヴェネツィアのサン・マルコ広場と似たような時計塔が建ち、一番上には1850年に付け加えられた2体のムーア

  人の像が時を告げる鐘を鳴らしている。時計塔にある翼を持つライオンはヴェネツィアに支配されて時代を物語っている。
  柱廊の向かいにある
1階部分が柱で囲まれているピンクと白の縞模様の建物はPalazzo del Comune(市庁舎)。

  サン・ジョヴァンニの柱廊の方に向きなおし、左側から続く坂道を上がって行くと町を見渡せるCastello(カステッロ)へ。この坂道にも柱

  廊があり、中世の雰囲気が残る。この坂道かなり急で、上がりきると町のパノラマポイントになっているカステッロ前の広場が広がる。


  市長のおすすめ:第一の見所はリベルタ広場です。この広場にはリオネッロの開廊、すなわち1450年に建てられた優雅なヴェネツィア・ゴシ

  ック様式の市庁舎があります。サン・ジョヴァンニのアーケード1533年にさかのぼるルネッサンス期の美しい建造物で、エレガントな時計

  塔Torre dell'Orologioが付いています。イタリア本土のヴェネツィア様式の広場の中で最も美しいものの一つです。

  丘の上のお城も見逃せません。1517年から建造が始まったものです。お城へはリベルタ広場から、ボッラーニのアーチArco Bollaniとリッポマ

  ーノのアーケードPorticato del Lippomanを通って行くことができます。城内には市民美術館Civici Musei歴史・芸術博物館Gallerie

  di storia e arteがあり、中世後期の絵画を集めた古代美術館、考古学博物館、デザインと印刷物の部屋、芸術・歴史・民族誌に関する

  20,000冊以上の本を集めた図書館、写真館を訪れることができます。
   また
サンタ・マリア・デル・カステッロ教会Chiesa di Santa Maria del Castelloも訪れるとよいでしょう。優美なファサードとルネッサンス様式

   の堂々たる鐘楼が印象的な教会です。教会の隣にはお城のグリマーニ・アーチarco Grimaniと一緒になって、サンタ・マリア・ディ・カステッロ信

  者会の家と農民の家Casa della Contadinanzaもあります。

   何度も修復が施されましたが、ドゥオーモDuomoはオリジナルの壮大な14世紀ゴシック様式を残しています。内陣の左側の門からドゥオー

     モ博物館Museo del Duomoに入ることができます。博物館には14世紀のサン・ニコロ礼拝堂や古い洗礼堂が残っています。ドゥオー

  モ右横の入口前にあるのが18世紀のプリタ小礼拝堂です。

  歴史的中心地を走る道の中で、リアルト通りVia Rialtoは歩行者専用の市民の"サロン"です。ちょうど中世の別荘があった場所の上を通っ

  ています。

  メルカートヴェッキオ通りVia Mercatovecchioは、1223年に町で最初に市場(メルカート)が立った場所です。それから、マッテオッティ広場 

  Piazza Matteotti、町で最も古いサン・ジャコモ広場Piazza San Giacomoがあります。サン・ジャコモ教会Chiesa di San Giacomo1300

  年代後半のものです。
   ウディネの灌漑用水路跡が残っている場所の横を走るのが
ザノン通りVia Zanonです。18世紀を中心とする美しい宮殿が並び、トッリアー

   ニ通りVia Torrianiと交差するところにはサンタ・マリアの塔Torre di Santa Mariaが建っています。その後ろにはバロック芸術のマニン礼

  拝堂Cappella Maninがあります。

  現在イタリア中央銀行が入っているのがジェモーナ通りVia Gemonaにあるアントニミ宮殿Palazzo Antonimi1570年に建てられたものです。

  (参考)

   リベルタ広場から続くサン・ジョヴァンニの柱廊を登って行く。登るに従って展望が開けてくる。北側の街並みを見下ろすとS・M・デッレ・グラッ

   ツィエ教会がみつかる。ここは、イタリア文学の翻訳者でエッセイストの須賀敦子さんが、イタリア人の夫ペッピーノと結婚式を挙げた教会だ。

    坂を登り切る頃、カステッロ教会の塔の上にある像が視界に入った。時計塔の2人のムーア人の像が後ろ姿になって見える。

    カステッロの広場に到着。ここには博物館とレストランなど。アルプスが望める。(4月中旬だったので)、この付近の山では雪はだいぶ溶け

    てきているようで、頂上部分だけが白くなっていた。西側には、大きなドームを持ったオザリオ教会。

   カステッロ広場を降りて、もう一つの大きな広場マッティオッティ広場を通りがかった。この広場に建つサン・ジャコモ教会は、屋根部分に聖人

   たちの像が並んで、一見バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の屋根を思い起こさせる。

   大聖堂の天井に天使が舞い飛ぶ・ウーディネプリタ礼拝堂の隣りに、大聖堂がある。ここは天使の舞う空間だった。この大聖堂は14世紀に

   ゴシック様式で建てられ、18世紀になって修復がなされた。フランスの巨大なゴシック大聖堂のような周囲を威圧する建築ではなく、割とこじ

   んまりしている。


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