妄想PLANー3  ミラノと周辺都市の美術散歩


妄想プラン3ミラノPトップ写真ドォーモ


ミラノ・ プランの考え方


一度目はツアーで、2回目は個人旅行でミラノには行ったが主要な美術館や教会・絵画は見たがゆっくりと街歩きはしていない。

 ミラノの旅にはあまりいい印象はない。それぞれ何らかの小さなトラブルがあったので。ポイントとなる「最後の晩餐」や

スフォルツァ城、美術館、ドォーモには行ったが、大都市のため歩いて楽しい街という印象はない

旧市街として見た目には明確な区分は見られないが旧市街エリア

をもっと歩いてみたい。


2回の訪問とも屋根には上がったが、ドォーモの正面は修復中で工事ネットのため全容をみていないので是非とも正面を見てみたい。

  アンブロジアーナ、ブレラ、ボルディ・ペッツォーリの美術館もまた覗いてみたい。ミラノの周辺都市は古代から

 中世、ルネサンス、とアルプス以北との交流や強国の影響で中部イタリアとは全く違った美術

の発展の仕方をしており、著名な建築、美術、絵画が多くある。

北イタリアのルネサンスやバロック美術を実際みてみたい。


ミラノから日帰りできる中世都市が数多くあるため、厳選する必要がある。10都市ほどは歩きたい。思いのほか鉄道駅から

歩ける旧市街が多いので街歩きには適しているのではないか。治安は一般的には南よりは

良いが地域や観光名所では同様の注意が必要。


想定プラン   時期を明確にしないと飛行機、交通機関の状態を設定できないので、現在時点の情報で交通機関を設定している。

          当プランでは、秋、9月下旬から10月上旬の設定で検討した。

          季節、時期により、交通機関の時刻表、入場時間、開館期間が違うので注意が必要。

          実際に行く場合、その時点での航空機、列車、船の時刻表などで再度詰める必要がある。


目的       ミラノと周辺都市の美術鑑賞と街歩き


期間       16日間    9月下旬〜 想定

      

ポイント      まだ歩いていない旧市街や修復中でみられなかったドォーモの正面もみたい。合わせて、北イタリア独特の発展をとげたルネ

           サンス美術や中世美術をもつ中世都市を訪ねてみたい。北イタリアの都市は割合に鉄道駅から近いのでミラノからの日帰

           り散策に適す街が多い。パルマ、ピアチェンツァ、ベルガモなど美術、特に著名な絵画を持つ街が多いので期待したい。

           中世の自由都市でコレッジョやパルミジャニーノの作品を多く持つパルマ、ファルネーゼ家の支配下に栄えたピアチェンツァ

           ロンバルディア・ルネサンスの傑作パヴィーア修道院とパヴィーア、ゴンサーガ家・イザベラデステのもとルネサンス文化が花開

                        いたマントヴァ、ヴェネチア支配の時代に栄えたブレーシャ、ロンバルディア独自のルネサンス文化を持ったベルガモ、中世の

                        面影を残すクレモナ、奇跡の聖母マリア聖堂のあるサロンノ、ミラノ支配など近隣の影響をうけサン・ガウデンツィオ教会、大

                        聖堂のあるノヴァーラ、サヴォイア家の支配にあったトリノ、海洋国家として名高かったジェノヴァにも足をのばしてみたい

           日程表の検討に当たっては、美術館・博物館、教会など行き先・見学先の休館日、開場時間をもとに曜日を設定して

           行き先、方向を検討している。


宿泊        ミラノ中央駅周辺   €60〜65/@程度以下のホテルで★★から★★★クラス

                             アダ、フローラ、 など。

          成田からの出発当日中にミラノに到着する日程で、航空便を選定。そのため遅く市街に着くことになるので、分り易いこと、

          連泊するため費用を抑えるため安いこと、周辺都市にも足をのばすので駅に近いほうがよい。

          但し、中央駅周辺はリーズナブルなホテル少がない。バックパッカー用はあるが

         ミラノ中央駅の周辺ホテル1か所を拠点にする。

         ミラノ市内散策には、駅近くだと早朝や夕方の観光に不向きでやや不都合な点もあるが、周辺都市への移動を考えると駅近

          にしたい。 

 



ミラノプラン基本日程表




 目的地
ポイント
1日目

移動日
2日目

MILANO ミラノ市内中心部
3日目

PARMA
4日目

PIACENZA
5日目

PAVIA


6日目

MANTOVA
7日目

BERGAMO


8日目

MILANO

ミラノ旧市街南部  

9日目

BRESCIA


10日目

CREMONA


11日目

SARONNO ・  NOVARA


12日目

TRINO


13日目

GENOVA


14日目

MILANO

ミラノ市内  

15日目

移動日


16日目

移動日 (帰国)



ミラノ・周辺都市街歩き・移動・見どころ日程表




目的地
移動
ポイント・備考
1日目

移動日

@ 成田  アリタリア AZ7875便  12:25 発

         ミラノ・マルペンサ空港   17:55 着

A ミラノ空港 20:15発  (プルマン)

                ミラノ・中央駅   22:10着

B 中央駅周辺 ホテル   22:40 着

アリタリア便以外に、ヨーロッパ乗継

ミラノ空港着便など、実際計画では

航空料金など含め検討する。

出発当日中にミラノ駅近のホテルに入ること。

2日目

MILANO (地下鉄・徒歩圏)

ミラノ中心部  ドォーモ、王宮周辺、メルカンティ広場、

ブレラ絵画館


・ホテル近辺での食事どころ、バール探しと方向になれること。

・インフォメーションで資料、地図をもらう。
 ・ドォーモ、王宮・ドォーモ博物館、メルカンティ広場、

 サンサティロ教会

 ブラレ絵画館、」サン・シンプリチャーノ教会、サンマルコ教会、

 サンタンジェロ教会      
3日目

PARMA @Milano Centrale 7:15 発→fs・R→ 8:54 Parma
A駅から徒歩10分で旧市街中心部

B Parma  17:03 発 →fs・R→18:45 

                       Milano Centrale


ドォーモ、洗礼堂、国立美術館、サンジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会、サンパオロ尼僧院

4日目

PIACENZA

@Milano Centrale 7:15 発 →fs・R→ 

                     8:13  Piacennza

A駅から旧市街中心部まで600m 徒歩10分

B Piacennza 17:09発 →fs・R→18:00

                    Milano Rodorego 着

 CMilano Rodorego 18:05発 → fs・Urb →

                 18:25   MilanoCentrale

ドォーモ、ファルネーゼ宮、ゴティコ館

サンシスト教会、サンタマリア教会、サンアントニオ教会

サンタマリアインカンパーニャ教会、サンサヴィアーノ聖堂

ランディ邸、スコッティ邸などの邸宅群

5日目

PAVIA 

@Milano Centrale  8:25 発 →fs・R→ 

                       8:57 Pavia 

Aパヴィア駅前 Sila社バス 20分 
            
CERTOSA Di PAVIAバス停 下車
Bバス停から徒歩20分でパヴィア修道院
Cバス停へ徒歩20分
D CERTOSA Di PAVIAバス停 Sila社バス 20分 
                    Paviaバスターミナル着

E Pavia 18:02発  →fs・R→ 

              18:35  Milano Centrale  着


パヴィーア修道院 ・ パヴィーア


ドォーモ、サンミケーレ教会、ヴィスコンティ城、マラスピーナ絵画館、サンタマリア・デリカルメリ教会、サンタマリア・ディカネパノーヴァ教会

6日目

MANTOVA @Milano Centrale  6:20 発 →fs・R→
                     8:14
Mantova 着 
A駅近くバスターミナル 4番乗り場から10分ドゥカーレ宮殿
 
もしくは、徒歩10分で旧市街中心部エルベ広場

B Mantova  18:50  →fs・R→ 
               20:40 
Milano Centrale

ドォーモ、ソルデッロ広場、ドゥカーレ宮殿、

サンジョルジョ城、テ離宮、サンタンドレア教会

サンロレンツォ教会、アルコ宮

フランチェスコ・ゴンサーガ司教区博物館、

7日目

BERGAMO

@Milano Centrale  7:10 発 →fs・R→ 

                    7:58 Bergamo

A駅近バスターミナル 1番バス フニコレール駅・

                     フニコレール→終点

B Bergamo  18:02発 →fs・R→ 

               18:50   MilanoCentrale

ヴェッキオ広場、ラジョーネ宮、市の塔、

サンタマリア・マジョーレ教会、コッレリオーニ礼拝堂、洗礼堂、

サンヴィジリオの丘、カッラーラ絵画館、サンピエトロ教会、

サンタンドレア教会、サンタレッサンドロクローチェ教会、

サンベルナルディーノイン・ビニョーロ教会、

サントスピリト教会

8日目

MILANO  (地下鉄・徒歩圏)

ミラノ旧市街南部  


サンタンブロージョ聖堂、ダヴィンチ記念国立科学技術博物館

サンタマリア・デッレグラチエ教会、サンマウリィオ教会、ナヴィリオ運河

9日目

BRESCIA  @Milano Centrale  8:25 発 →fs・R→ 
                     9:33 
Brescia
A駅から旧市街中心部まで1km
B Brescia  17:27発  →fs・R→ 
                 18:35 
Milano Centrale

ロトンダ(旧ドォーモ)、ドォーモ、カピトリーノ神殿

トジオ・マルチネンゴ市立絵画館、ブロレット、ロッジア、
城、ゴシック教会、ルネサンス教会多数あり。
10日目

CREMONA

@Milano Centrale  8:20発 →fs・R→

                     9:26 Cremona

A駅から旧市街中心部まで1km弱  

B Cremona  17:30発 →fs・R→ 

                18:40   MilanoCentrale

トラッツォ、ドォーモ、コムーネ宮、洗礼堂、

市立博物館、サンミケーレ教会、サンタアガタ教会

ガリバルディ広場

11日目

SARONNO ・




NOVARA

@Milano Centrale  7:25発 →fs・R→ 

                     7:54 Saronno

 A Saronno 11:06 発 →fs・R→

                 11:52 Novara Nord

BNovara Nord 11:57発 →fs・R→ 1

                     2:12 Novara   

C Novara  18:05発 →fs・R→ 

                18:46 Milano Centrale

サロンノ  ・ ノヴァーラ

サロンノ聖堂



サンガウデンツィオ教会

ドォーモ、サンシーロ祈祷堂、洗礼堂


12日目

TORINO 

@Milano Centrale  7:18 発 →fs・R→ 

              9:10  Trino Porta Nuova 着    A駅から旧市街中心部まで1km                                 

B Trino Porta Nuova  17:54発  →fs・R/IC→ 
                                   19:46 
Milano Centrale

王宮、ドォーモ、サバウダ美術館

モーレアントネッリアーナの塔、

マダーマ宮、サンカルロ広場、サンカルロ教会

サンタクリスティーナ教会、エジプト博物館

13日目

GENOVA 

@Milano Centrale  7:25 発 →fs・R→ 

                          9:11  Genova Piazza Principe 着 

A駅から旧市街中心部まで1km弱  

B Genova Piazza Principe 17:43発 →fs・R→ 

                                    19:35  MilanoCentrale

ビアンコ宮、市立博物館、ロッソ宮、

サンロレンツォ大聖堂、サンマッテオ教会

スピノーラ国立美術館、王宮、

ダルベルティス城

14日目

MILANO  (地下鉄・徒歩圏) ミラノ予備日
また行きたいところなど。

最後の晩餐、アンブロジアーナ絵画館、

ボルディ・ペッゥオーリ美術館 

サンナザーロマジョーレ教会、


15日目

移動日

@ミラノ中央駅 プルマンターミナル 10:4 発 →プルマン              →11:30 マルペンサ空港 着   Aミラノ・マルペンサ空港 14:00 発 (AZ786便) →

アリタリア便以外に、ヨーロッパ乗継便を含め

ミラノ空港着便など、実際計画では航空料金など含め検討する。

16日目

移動日 (帰国) @    → 8:50 成田 着 

ミラノと周辺都市の街歩き・資料編(抜粋)


1.ミラノ  MILANO

1)基本情報 ロンバルディア 州ミラノ県のコムーネ。県都。  

    ローマに次ぐイタリア第2の大都市。旧市街としてのまとまりは崩れてしまい、市内に混在している。但し、ミラノの市街図をみ

    ると一目瞭然で、ドォーモを中心にして、幾重にも同心円の環状道路が走っている。一番内側は直径2kmほどの中に名所、

    旧跡が詰まっている。次の環状道路は城壁の門が数か所名残をとどめている。かっては、この円にそってナヴィリオと呼ばれ

    る運河が流れ、運河の街でもあった。第3の環状道路の内側にミラノ中央駅はじめ各地へ放射状に出ていく鉄道駅があり、ミラ

    ノの拡張と発展の過程が想像できる。

   紀元前のケルト人の町をローマが征服、ローマ帝国のもと繁栄し、4世紀には西ローマ帝国の首都であった。その後、様々な支

  配の後、豊かな自治都市として独立性を強め、神聖ローマ帝国にも屈せず12世紀にはヴィスコンティ、スフォルツアの公国とな

  り黄金時代を築いた。その間、ダビンチを抱えるなど技術、文化を育成し美術的にはミラノ派の画派を生むことになる。その後ス

  ペインやアルプス以北のハプスブルグ家やナポレオンの支配下の後19世紀のイタリア王国に編入された。現在は工業、ファッシ

  ョン産業など北イタリアの中心都市となっている。

  日本からは直行便で行ける都市。


2)アクセス   @東京・成田 → ミラノ・マルペンサ空港   約12〜3時間

          Aローマ → ミラノ・マルペンサ空港、リテーナ空港   約1j時間

              *日本からの直行便はマルペンサ空港に(中央駅まで約45km)。

               リテーナ空港はヨーロッパ線、国内線、ヨーロッパ経由の場合リテーナ空港のほうが中心部

                                 に近い(約10km)

          Bマルペンサ空港 → 列車 空港正面 → 中央駅(48km) 約50分

          Cマルペンサ空港 →プルマン → 中央駅、ミラノ北駅、リナーテ空港 行きあり。

          Dローマ → fs線 (ES) ミラノ中央駅  約4時間30分


2.パルマ  Parma

1)基本情報  エミリア=ロマーナ州 パルマ県のコムーネ   

    ローマ帝政期、アエミリア街道の中継地として植民都市を建設。パルマ川が街を2分する。中心は東側。中世には自由都市と

    して発展。

    16世紀ファルネーゼ家のもとルネサンス美術が栄え、ファルネーゼ出身のパウルス3世がピアツェンツァとともにパルマ公国を

    設立。18世紀にはブルボン家の影響下でフランス文化にも影響された。中世には建築家アンテラミが、ルネサンスには、コレ

    ッジョ、パルミジャーノを輩出。トスカニーニの出身地で生家が残る。主要な観光や美術をみるのは歩ける範囲にあり、街は整

    然として散歩に適す。豊さは食に表れている。


2)特産・名産    生ハム、パルミジャーノ・レッジャーノ


3)アクセス  イタリア鉄道のミラノとボローニャの中間に位置。駅から旧市街まで徒歩10分で中心のピロッタ広場に。

         @ミラノ→(IC)→パルマ 1時間20分。 IRでも1時間30分

         Aボローニャ(IC, IR )→パルマ 1時間

         Bパルマの空港=ジュゼッペ・ヴェルディ空港はローマ便のみ。

                                    空港からバス 11番 → パルマ駅 約20分 1時間に1便

4)リスト以外の見所

          @サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ教会(Basilica di Santa Maria della Steccata)

               14世紀には小さな教会であったが、1539年にルネサンス様式の教会として建設。ギリシャ十字型の平面図を採用

          Aサン・フランチェスコ・デル・プラート教会(San Francesco del Prato)

            13世紀のゴシック様式。1990年代まで市の刑務所とされていた。


3.ピアツェンツァ  Piacenza

1)基本情報  エミリア=ロマーナ州 ピアツェンツァ県のコムーネ

    ローマ帝政期、ポー川沿いに築かれた都市。北イタリアの交通の要衝として発展。12世紀自由都市となるが13世紀から支

   配者が次々と変わり16世紀にファルネーゼ家のもとでパルマと共に繁栄。その後もブルボン家、ナポレオンなどアルプス以北

   の支配により多くの美術品がフランスに持っていかれた。

   旧市街地の中心はカヴァッリ広場。駅から西に600。現在でも芸術都市とよばれるほど、宗教建築、邸宅、庭園などの美しさ

   で知られる。

   16世紀、トラメッロ設計の城壁や中世の貴族、スコッティ、ランディ、アングイッソラ家などの1700年代の邸宅が街の景観を作

    っている。近郊のヴィッラノーヴァにはベルディが長年住んだ別荘もある。

  また周辺の小さな街はそれぞれ美しい。ボッビオ=トレッビア渓谷にある街。聖人コロンバーの修道院がある。古代ローマの

  歩兵が作ったゴッボの橋も。カステラルクワート、ヴィゴレーノ、などの中世美しい小さな村も。


2)特産・名産   サラミ、パンチェッタ

           ピアチェンツァの料理は、伝統を受け継いでいる。

           例えばアノリーニ・イン・ブロード(肉詰めパスタ入りスープ)anolini in brodo

           ピザレイ・エ・ファゾ(小さなニョッキと豆のソース)pisarei e faso'ピクラ・アド・カヴァル(馬肉の煮込み)

           picula ad caval、トルテッリ・コン・ラ・コーダ(リコッタとほうれん草入りの自家製パスタ)tortelli con la cosaなど

           コッパやサラミ、パンチェッタといったDOP(原産地名称保護制度)印のサラミ類もあり。

         

           ピアチェンツァのワインとして挙げられるのが、グットゥルニオGutturnioボナルダBonardaバルーラBarbera

           そしてオルトゥルーゴOrtrugoなど。


3)アクセス   

          @ミラノ→(ES)→ピアツェンツァ 45分、IRで50分。

          Aボローニャ→(IC)→ピアツェンツァ 1時間20分。

          ミラノ南端のロゴレド駅から列車で行きます。普通列車は不定期的に2時間に12本でている。インターシティも

           あるので、1時間に1本はある。所要時間は普通列車でもインターシティでも50分前後。

           駅をでると公園があり、公園の中を抜けると、旧市街。駅から中心のカヴァッリ広場まで、駅前からバスもある

           が徒歩でも約10分。


4)リスト以外の見所

  フランチェスコ教会ゴシック様式、13世紀に建てられ14世紀に完成。この教会の後陣には3つの礼拝堂があり、ステンドグラ

              スが良い。


4.パヴィーア  Pavia

1)基本情報  ロンバルド州 パヴィーア県のコムーネ。県都。

  ティチーノ川沿いに広がる赤屋根の印象的な街。農業が盛ん。2000年の歴史あり、6世紀にはロンゴバルト王国の首都で

 あった。11世紀には自由都市、14世紀にはヴィスコンティ家の支配下にあった。パヴィーア大学の古い歴史あり学園都市でも

 ある。見どころの大半は半径1km以内にあり、露地が入り組んでいる。街中にローマ、ロマネスク、ルネサンス期の建物が目に

 できる。ヴィスコンティの霊廟といわれ、ロンバルディアルネサンスの傑作として有名な修道院は街から離れている。


2)アクセス   @ミラノ中央駅→ (ジェノバ方面行きIC / IR ) →パヴィーア  30分

          Aミラノ から バス 1時間 
           ミラノのメトロ
M2 FaragostaからSGEA社のバスで1時間(このバスは途中パヴィーアの僧院を通る)。
                

          パヴィーア修道院へのアクセス

           @パヴィーア駅近くのバスターミナルからSILA社 バス20分。そこから徒歩で行く(約20分)。

           A ミラノ M2線 FAMAGOSTA駅上のターミナル SILA社 1時間

                      (平日 15便、日休 4便 ) チェルトーザ・パヴィア バス停下車。そこから徒歩1km。

3)リスト以外の見所

     サン・ピエトロ・イン・チェル・ドーロ教会(San Pietro in Ciel d'Oro)

       6世紀に建設。アウグスティヌす、ボエティヌス、ロンゴバル王リウトプランドが埋葬されている。現在の建築物は1132

       年に建てられた。サン・ミケーレ・マッジョーレと似ているが、一つの出入り口を持つ非対称のファサード、砂岩に替え

       て煉瓦造りの採用、内装においてはマトロネイの存在、女性のために保存されたギャラリー、非常に短い交差廊が違

       う。注目すべきアーチは、カンピオーネ・ディターリアによって1362年に建てられ、聖アウグスティヌスの聖遺物を納め

       る。そして150を数える像とレリーフで飾られている。ダンテの神曲にもこの教会が登場する。


 サン・テオドーロ教会(San Teodoro)

       1117年、中世のパヴィーア司教テオドーロ・ディ・パヴィーアへ献堂。市第3のロマネスク聖堂。ティチーノ川へ向かって

       下る坂にあり、漁民が利用してきた。

       アプスと3段階のティブリウムはロマネスク装飾の効果的な簡素な例である。内側は2つの目立った市の鳥瞰フレスコ

       画(1525年、ヴェルナルディーノ画)がある。後者の鳥瞰図は、最も権威のあるもので、未完に終わった前者をむき出し

       にしている。どちらも印象的に描写され、どのようにパヴィーアの都市計画がこの500年間に変わったかを露わにしてい

       る。

パヴィーアの僧院Certosa di Pavia

 ゴシック様式とルネッサンス様式をあわせもつその見事な建築美.この入り組んだ建築作品は、バス停近くから、1キロあまりの

 並木道を進んでいく。ミラノの支配者だったジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの意志により、1396年に着工。

 僧院部分がつくられたのは1400年代前半、聖堂が完成したのは1473年で、さらにその後そのファサードに装飾がほどこされた。

 全体の眺めは実に圧巻、内部にもイタリアの有名な画家・芸術家たちの手になる傑作に飾られている。


「青き聖堂」パヴィア修道院

  この辺りは肥沃なロンバルディア平原を縫うようにしてできたポー川が流れ、豊かな水源に恵まれた田園地域。パヴィアの北8

  キロに位置するところに自然に囲まれた「青き聖堂」パヴィア修道院(Certosa Di Pavia)があります。

  俗世間から孤立した島のように浮かびあがるこのパヴィア修道院は建造物としての芸術的美しさ、歴史的価値、そして厳粛な

  戒律を守り続ける修道士たちによって世界5大修道院のひとつとして知られている。

   中世時代にミラノを統治していたヴィスコンティ家とスフォルツェスコ家の菩提院を目的とし、ヴィスコンティ家の公園と、パヴィ

  ア城の一部であった土地に修道院が建築され始めたのは1396年に遡ります。建設を命じた当時の王、ジャン・ガレアツッオ・ヴ

  ィスコンティ(Gian Galeazzo Visconti 1347-1402)は祭壇の右側に左側にはルゥドリコ・マリア・スフォルツァ(1452-1508)とその妃

     が祭られています。

ロンバルディア・ゴシック建築の代表作

  前期ルネッサンスのロンバルディア・ゴシック建築を代表する作品として名高く知られているこの修道院の建築は当時有名で

    あった多くの建築家の合作とされています。建築の主要期間は2つの時期に別れ、前半の1453-1481年、回廊やアーチ、小ドー

    ムは主にジュニフォルテ・ソラーリ(Guiniforte Solari 1429-1481)によって設計、建築されました。後半期間の1481-1499年の間に

     は当時もっとも偉大な建築家であり、ルネッサンスを代表する建築家のひとりでもあるジョバンニ・アントニオ・アマデオ 

  (GiovanniAntonio Amadeo 1447-1522)によって引き継がれ、1507年に完成しました。どちらの建築家もミラノの大聖堂の建築

  に多く関わっているため、この修道院はどことなくミラノ大聖堂に似ているとも言われています。

  教会内部にはイタリア・ルネッサンスを代表する画家ヴィンチェンツォ・フォッパ(1427-1515)やアンブロージョ・ダ・フォッサノ

  (Ambrogio da fossano-Bergognone 1453-1523)の壁画が描かれています。

沈黙と静寂の世界

  修道院に暮らす修道士たちは、現在でも自給自足を営み、偉大なる「沈黙と静寂」を基にした戒律を守りながら神々へ回帰す

    る静かな生活を送っています。教会内部には500年にわたる静寂と祈りが結晶化されたような独特の匂いを感じることができ、

  その神秘的な空気はまるで時間が止まったかのよう。14世紀から建築が始まったこの修道院ですが、少しずつ修道士たちが

  手直しを繰り返し最終的に完成したのは18世紀。

  ナポレオン軍の侵入により、一時的にダメージを受けた修道院は1810年より閉鎖を余儀なくされていた時期もありましたが、そ

  の後1866年にイタリアの国定建築物に指定されたことをきっかけに修道院は再建されました。
拝観注意事項

  この修道院は教会部分と修道士たちが暮らす「僧房」の2つに大きく分かれています。教会の入り口、そして内部は自由に見

  学可能ですが、祭壇と僧房に繋がる回廊、そして僧房を見学するには必ず修道士のガイドに付き添わなくてはいけません。祭

  壇前にある門のところで待っているとやがて修道士がやってきて門を開けてくれます。予約などはないので時間には余裕を持

  って訪れる必要あり。ガイドはイタリア語での説明ですが、修道士がグループごとに説明をしてくれ修道士に付き添いながら見

  学をする。各所の説明が終わると修道士が短いお祈りを捧げてくれます。

  大回廊は125メートル×100メートル、立ち並ぶ柱は122本とされています。すべての柱にはそれぞれ神々の彫刻が並び、こ

  の敷地のなかで修道士たちが静かに祈りをささげながら生活している雰囲気を拝見することができます。1514年当時は36あっ

  たと言われる修道士たちの僧房は現在では24とされ、部屋にも案内してもらえるので修道士たちの暮らしを垣間見ることができ

  ます。祝日にのみ修道士たちに使用が許される「食堂」には、オタヴィオ・セミノ作の「最後の晩餐」が描かれています。

  祭壇、回廊、大回廊、僧房を3040分ほどで見学(時間はグループの人数にもよるようです)。最後に案内をしてくれた修道士

  に喜捨。1人5〜10ユーロほどが相場。

  出口付近には小さなお店があり、そこで修道士たちが作ったリキュールやハチミツ、ポストカード、キーホルダーなども購入する

  ことができます。

  また2008年から教会横に美術館が開設され、こちらには彫刻や絵画などが展示されています



5.マントヴァ  Mantova

1)基本情報  ロンバルド州 マントヴァ県のコムーネ。県都。

  ロンバルディアの東部、バダナ平野にありローマ時代から農業が盛ん。ポー川がマントヴァを通り抜けている。ガルダ湖からポ

  ー川にそそぐミンチョ川の中の島的に孤立した城塞都市であった12世紀には自治都市となり、13世紀ボルコナシ家が支配し

  た。

  当初、侯爵領、ついでゴンサーガ公国となり政治的に発展した。以後400年にわたりゴンサーガ家の支配下に、北イタリアル

  ネサンスの中心地となった。ラジョーネ宮、ソルデッロ広場周辺の塔の家、サンロレンツォ教会(ロトンダ)、サンスランチェスコ

  教会などが建設された。

  特に、隣国フェッラーラからフランチェスコ二世に嫁いだイザベラデステの時代、美術の名をヨーロッパ中に広め、多くの芸術家

  が足跡を残した。

  マンテーニャが宮殿にフレスコを残し、アルベルティがサンタンドレア教会、サンセバスティアーノ教会を建てた。17世紀に、ブ

  ルボン家とハプスブルグ家の権力闘争の舞台となり、オーストリアに併合され、ペストの影響も大きく繁栄は終焉した。 

  市街は鉄道駅から徒歩圏でゆける範囲に著名な建築物はあり徒歩で十分。


2)特産・名産    かぼちゃのトルテッリ、 サラミ、 モスタルダ(マスタード風味シロップに漬けたフルーツ)、焼き菓子のアマレッ

            ティ、マントヴァのお菓子と言えば、”トルタ ズブリゾローナ”というアーモンドの入ったタルトのケーキ


3)アクセス   @ ミラノ中央駅 → (Dir) → マントヴァ  2時間

            マントヴァへは、中央駅からの便が数時間に1本ほどしかなくて、あとはポルタ・ガリバルディ駅からの発車とな

            ります。ミラノから約1時間201時間50分。
          Aフィレンツェから約1時間。


       中心部ヘノアクセス    駅からバス 4番 約10分 

                 駅前から街の中心であるエルベ広場まで、徒歩で約10分ちょっと。
                 見どころはその広場周辺に集まっており、徒歩でまわれるが、テ宮殿のみ、少し離れたところにある。

                                

       テ宮殿へのアクセス    他の見どころとは反対位置の南にある。@中心部、エルベ広場から 徒歩25分   

                       A駅からバス 10分

4)リスト以外の見所


  @学術劇場   ビビエーナ設計。装飾的ボックス席。アカデミア宮もあり外観はエルマリーニ設計 

            月休み    9301230 15001800  3€

  Aフランチェスコ・ゴンサーガ司教区博物館 新古典様式の建物内に。教区内の美術資料、15〜17世紀絵画、工芸品を展示

            月休み  9301230 14301700  3/18 6/30、 9月〜10月   → 火曜〜日曜 公開

                                     7〜8月     → 木、土、日  公開

                                     11月〜3/17       →  日のみ    公開

5)レストラン

   Ristorante PAVESI e PAVESINO エルバ広場に面して立ち並ぶリストランテの中の1つ。Piazza Erbe 13  木曜休み


(参考=マントヴァ散策コース)

  ウンベルト通りを歩いてほどなく、小さなマンテーニャ広場に出て、それに面して建つのがサンタンドレア聖堂。フィレンツェのサ

  ンタ・マリア・ノヴェッラ教会のファサードを設計したアルベルティの設計によって建設されました。
  内部は広々とした単身廊式で、壁や天井にはびっしりと隙間なくフレスコ画や象嵌装飾で埋め尽くされている。入ってすぐ左側

  の礼拝堂には、マントヴァ候ゴンザーガ家の宮廷画家だったマンテーニャの墓とブロンズ像があります。

  隣には、町の中心となるエルバ広場があり、”ロトンダ”と呼ばれるサン・ロレンツォ聖堂と時計塔、ラジョーネ宮が建ち並んでい

  ます。順に11世紀、15世紀、13世紀に建てられたもの。ラジョーネ宮の回廊には雰囲気のあるカフェがならぶ。

  ひときわ大きなソルデッロ広場には、突き当りにドゥオーモが、向って右側にかのドゥカーレ宮殿が鎮座。

   ドゥオーモの内部は5身廊式、明るくかつ剛健な印象。ゴンザーガ家の別荘、テ離宮を設計したジュリオ・ロマーノ作とのこと。
  向って左の側廊の奥には、
15世紀の姿を完全に残すインコロナータ礼拝堂がある。

  ドゥオーモの側面。鐘楼はロマネスク様式、側壁にはゴシック様式の名残が、ファサードはマニエリスク様式とバロック様式の

  混在。

  エルベ広場のラジョーネ宮と時計塔とロトンダ。赤れんがの色が映える。

  アチェルヴィ通りの中ほどにあるマンテーニャの家。マンテーニャ自身が設計した。(ガイドブックによると見学は要予約)。

  サン・セバスティアーノ教会。非公開で、正面から少しのぞき見られるだけ。こちらもアルベルティ設計とのこと。

  そのまま道なりに歩くと、正面大通りの向こうにパラッツォ テ(テ離宮、テ宮殿)の入り口が見えてくる。



6.ベルガモ  Bergamo

1)基本情報  ロンバルド州 ベルガモ県のコムーネ。県都。

  ミラノとベネチアという2強国の間にあって、11世紀〜13世紀自治都市として繁栄した。その後、ミラノのヴィスコンティ家に支

  配、さらに、18世紀までベネチア共和国の支配下に置かれた。ヴェネトの影響を受けた15、16世紀にロンバルディア独自の

  ルネサンス様式の建物、コッレオーニ礼拝堂のよう建物が建造された。

  標高365mの丘の上にある旧市街(アルタ)と19世紀ピアチェンティーニの都市計画によって街づくりが始まった低地の新市

  街(バッサ)という2つの地域で構成された街。新市街のはずれから旧市街へケーブルカーでゆくことができる。

  ベルガモの魅力はヴェネチア共和国時代に建てられた、城塞都市のようなベルガモ・アルタのほうに集中している。アルタのほ

  とんどは13世紀から16世紀にかけての中世からルネッサンス期に建設された。 


2)特産・名産     ラビオリ、 ポレンタ(かぼちゃから作る焼き菓子)
    

3)アクセス   @ミラノ中央駅 → (R)→ ベルガモ 50分

          Aミラノ・地下鉄ガリバルディ駅前 バス→ベルガモ 約60分  Autostradale社


     アルタへのアクセス  ベルガモ駅前広場横のバスターミナル   1または、1/A (3番)  5分ほどの途中フニコラーレ

                   に乗り換える。            

                   終点Piazzale Colle Aperto から坂を下るとアルタの街。

4)リスト以外の見所

    @ROCCA

      ベッキア広場から歩いて10分ほどのところに昔の城跡「ロッカ」がある。ロッカは1300年に建設が始まり、ルネッサンス

      期にヴィスコンティ家が統治するまで完成しなかった。オーストリア領であった時期にロッカは軍事基地として使用され、

      今でも戦車や砲台などが庭の各所に放置されている。

      内部は記念博物館になっていて、ヴェネチア統治時代の資料や、武器などが展示されベルガモの歴史を辿ることがで

      きる。

      入場料:3ユーロ    月曜休館     時間:9:30-13:00 14:00-17:30 / 土曜、祝日 9:30-19:00

    Aサン・ヴィジリオ城(Castello di San Vigilio)   

         住所:colle San Vigilio 24129 Bergamo - Italy
         開城時間 4月9月 9:00-20:00 3月、10月 10:00-18:00  11月2月 10:00-16:00    入場無料

5)レストラン 

       ダ・ミンモ (Da Mimmo)

         Via Bartolomeo Colleoni 17, Bergamo ヴェッキア広場から徒歩3分 

         12時〜1430分、19時〜2230  火曜定休  ランチ:20ユーロ〜


7.ブレーシャ  Brescia

1)基本情報  ロンバルディア州 ローマ県のコムーネ。

  イタリアの都市の中では、馴染みのない名前の街だが、古代ローマからの歴史ある街。古代ローマ、ロンゴバルト公国、自治

  都市時代をへてロンゴバルト同盟に加わった。その後、ヴェネチアの支配下にあり、ルネサンス文化が花開いた。建築や絵画

  にそれぞれの時代の成果を残している。

  サンタ・ジュリア女子修道院 (it:Monastero di Santa Giulia) はかつて有力な女子修道院であり、ロンバルディア王国の時代に

  はデシデリウス王 (Desiderius) の王女であるアンセルペルガ (Anselperga) が修道院を率いていた。「サン・サルヴァトーレと

  サンタ・ジュリアの修道院建造物群を含む記念建造物地域」は、ユネスコの世界遺産「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡

  (568- 774年)」の一部を構成している。  


2)特産・名産品  ワイン(フランチャコルタ、ガルダ・クラッシコ、ルガーナ、サン・マルティーノ・デッラ・バッターリア)、ガルダDO

            Pのエクストラ・ヴァージン・オイルの産地として知られている。チーズ、ハム、ポレンタ、’カゾンチェッリ(地域

            によって詰め物の異なるラビオリ)も。

          

                      

3)アクセス   @ミラノ →(鉄道)→ブレーシャ 約50分

          Aバス ミラノ地下鉄2号線 ガリバルディ駅前 → ブレーシャ  SIA社 1時間50分 (平日1日3便)  


8.サロンノ  SARONNO

1)ロンバルディアャ州 ヴァレーゼ県のコムーネ。 

  サロンノ聖堂以外の情報がほとんどない。街は住宅街らしく、飲食店がないという情報はあるが、その他の情報なし。

  旧市街という区分はあるが、街づくりの結果ほとんどが新しい街になっている。12:00から16:00までは店はほぼすべて閉ま

  るという昔ながらの習慣を維持する街らしい。


2)特産・名産品     アマレッティ・ディ・サロンノというアーモンドの粉末を使ったクッキー。
               アマレットというアーモンドフレーバーのリキュール

  

3)アクセス   @ ミラノ fs線 →(R)→ サロンノ    30分

          A ミラノ北駅 私鉄ノルド線(ferrovie Nord  サロンノ 20分    (10〜30分おき)

             

     サロンノ聖堂(奇蹟の聖母マリア聖堂)への行き方      

           駅を出て、ホームに沿って左に歩き、ホームのはじの所にある陸橋を下る。急な階段を下りガードをくぐると

           左手に鐘楼が見える。徒歩、5〜6分。

           (駅前広場から真っ直ぐ行って、突き当りを左に行けば、奇蹟の聖母マリア聖堂に出る、との記述も)。


4)その他の見所

  ・駅前広場から真っ直ぐ行って、突き当りの右にあるのが、1297年奉献のサン・フランチェスコ教会。

   サン・フランチェスコ教会の前の道を進めば、旧市街に出る。

  ・ 1783年に完成したChiesa Prepositurale dei Pietro e Paoloです。

  ・教会前のメルカト広場です。街の中心にスーパーマーケットがある。

  ・サロンノ旧市街に残る、最も古い建物が16世紀に建てられたPalazzo Visconti

  ・病院の横にサンタントニオ祈祷所がある。
   
14世紀に建てられた小さな祈祷所。建物は創建時代のものではなく、改築されたもの。


9.ノヴァーラ  NOVARA

1)基本情報  ピエモンテャ州  ノヴァーラ県のコムーネ。県都。 

  古代ローマによって作られた街が起源。ロンゴバルド族の支配下で公国となった。その後、ミラノの支配下に入り、16世紀に

  はヴィスコンティ、スフォルツァの封土となった。その後も様々な国の支配下に入った。旧市街は、現在の歴史地区と呼ばれる

  地域で、円形の城塞にかこまれていた。壁が取り払われた後がヴァルアルディ大通りになっている。


2)特産・名産品  カヴール通りから一本入った袋小路、目印の看板には「1852年創業、あの有名なノヴァーラのビスケット

            造のカンポレッリ」


3)アクセス   @ ミラノ  fs線 → (R)→ ノヴァーラ   約40分〜60分


4)参考 

  古い都市の中核は歴史地区といい、同名の地区内にある。ノヴァーラはかつて円状の城壁を持っており、発展のため取り壊

  した。旧市街には、バッリエラ・アルベルティーナという2つの新古典主義建築ビルの複合体が残る。これらは市へと入る門を

  構成しており、トリノからミラノへの通路であった。

  取り除かれた後、壁は歴史地区を取り巻く幅広の、街路樹が植えられた大通りバルアルディ(baluardi)に取って代わられた。

  サン・ガウデンツィオ教会のキューポラ。121mの高さがあり、ノヴァーラの象徴となっている

  市最重要の記念物は、サン・ガウデンツィオ聖堂で、121mのキューポラを持ち、1888年にアレッサンドロ・アントネッリの設計

  で建設された。鐘楼も独特のものである。これを設計したのは、ヴィットーリオ・アルフィエーリの叔父であるベネデット・アル

  フィエーリである。


  ノヴァーラのドゥオモ

  市の信仰生活の中心は、新古典主義建築のドゥオモである。設計はアレッサンドロ・アントネッリによるものドゥオモに面す

  るのはノヴァーラ最古の建築物、初期キリスト教時代の洗礼堂である。ドゥオモと近接するブロレットの中庭は、帝国自由都

  市時代のノヴァーラの政治中心地であった(市議会の歴史ある会合場所)。

  ブロレットの中庭を見下ろすのはポデスタ広場、パラティシ家邸、市立美術館と現代美術館、市議会議場、15世紀の建物であ

  る。

  レプブリカ広場から遠くないところにはチェーザレ・バッティスティ広場がある(ノヴァラ市民にはエルベ広場として知られる)。こ

  こはノヴァーラ市の中心

  ジャコモ・マッテノッティ広場には、ナッタ=イゾラ邸がたつ。ここにはノヴァーラ県庁が入る。この邸宅のランドマークは時計塔

  である。

  ジャコモ・マッテノッティ広場から伸びるのはフラテッリ・ロッセッリ道で、市の行政事務所の入るカブリーノ邸が沿道にある。ロ

  ーマ都市として、ノヴァーラの街路網はカルドとデクマヌス・マクシムスによって特色づけられた。これらは現在のイターリア道、

  カヴォウル道とそれぞれ一致する。

  2つの通りはアンゴロ・デッレ・オーレ("Angolo delle Ore"、時間の角)で交差する。

  最大の広場マルティリ・デッラ・リベルタ広場(かつてのカステッロ広場)は、イタリア王国初代国王、ヴィットーリオ・エマヌエー

  レ2世の騎馬像が占めている。

  マルティリ広場を見下ろすのはコッチア劇場、そしてヴィスコンテオ=スフォルツェスコ城で、ヴィスコンティ家とスフォルツァ家

  の代々のミラノ公によって建設された。

  ヴィスコンテオ=スフォルツェスコ城は、かつては現在残る複合施設よりさらに大きく、ノヴァーラ有数の公立庭園であるアッレ

  アに囲まれていた。

  ラルゴ・カヴール(Largo Cavour)

  ガリバルディ広場(Piazza Garibaldi) - ノヴァーラ駅に面した広場。最近補修された

  グラムシ広場(Piazza Gramsci) - 以前はロザリオ広場と呼ばれた。2005年に補修後、イカルス像が置かれた。


バルアルディの外

  ・サクロ・クオーレ教会

  ・サン・ナッツァーロ・デッラ・コスタ教会=バルアルディの環状外にある興味ある建物。これは修道院に付属しており、15世紀

   に聖シエナのベルナルディーノによって復興された。

  ・ピラミッド型のビコッタ納骨堂は近郊のビコッタにあり、サルデーニャ王国とオーストリアが争った1849年3月23日の歴史的な

   戦いの戦没者を追悼している。

  ・サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会は1477年にアウグスチノ会によって建設が始められたもので、内部は側面礼拝堂の

   ある本堂一つからなる。絵画は15世紀の画家の手による。



10.トリノ   TRINO 

1)基本情報  ピエモンテ州 トリノ県のコムーネ。 州都・県都

  フランス、スイスと接するピエモンテ州の州都。サボイア公国のあったこともありフランス文化との関係が強い。イタリア第4の

  人口。

  古代ローマ以前にタウリニー人が居住。のち、ローマ共和国領となる。16世紀フランスに占領されたあとサボイア家が支配。

  18世紀にサルディーニア王国の首都となる。見どころはポルタ・ヌォーヴァ駅からカステッロ広場周辺に集中している。中心

  街の道路はご碁盤の目のように整備された街区となっている。

  ローマ通りは高級ショップ、ガリバルディ通りは庶民の街。 メインロードから右にゆくとポー川に出る。カステッロ広場からポー

  川方向にゆくとトリノを象徴するモーレ・アントネッリ(塔)が見える。カステッロ広場から、聖骸布で有名な大聖堂は近い。

  治安はあまりよくない。


2)特産・名産品    チョコレート、カフェが多い。バローロ(ワイン)

  

3)アクセス   @ ミラノ  fs線 → (IC )→ ポルタ・ヌオーヴァ駅 (観光の中心地に近い駅) 1時間20分

          

4)見どころ            

  ・王宮 (Palazzo Reale)イタリア統一時のサヴォイア家の王宮。

  ・マダマ宮殿 (Palazzo Madama)ローマ遺跡の上に立つ王妃用の宮殿。

  ・王宮図書館 (Biblioteca Reale)1837に建てられた。レオナルド・ダヴィンチの自画像や自筆の原稿などがある他、様々な

     美術品も所蔵し、公開している。

  ・カリニャーノ宮殿 イタリア最初の国会議事堂として使用された。国立博物館がある。

  ・聖骸布教会 (Cattedrale di San Giovanni Battista)かつて聖骸布を収めていたルネサンス様式の教会。

  ・リヴォリ城 (Castello  Rivoliトリノ西郊外の丘の上にあるサヴォイア家の城。現在美術館がある。

  ・スペルガ聖堂 (Basilica di Superga)1731年に完成された郊外の大聖堂。

  ・モーレ・アントネリアーナ(Mole Antonelliana) 

  ・国立映画博物館 (Museo Nazionale del Cinema) の入ったトリノのシンボル。1889年に建造されたタワーが街の象徴とな

   っている。

  ・レージョ劇場。トリノ市街中心部にある歌劇場。

  ・自動車博物館(Museo dell'automobile)様々な新旧の自動車が展示された博物館。フィアット社のお膝元だけあって、その

      コレクションは世界でも有数である。

  ・エジプト博物館(Museo Egizio)1824年に設立され、収蔵品は3万点を超えるエジプト国外有数の古代エジプト博物館。

  ・サバウダ美術館 (Galleria Sabauda)サヴォイア家のコレクションを展示。

  ・リンゴット (Lingotto)。1923年に完成した元フィアット工場。その前衛的な建築を生かし、現在はショッピングモールやホテ

      ル、コンベンションセンターなどのコンプレックスとなっている。

  ・アトリウム・トリノ (Atrium Torino)。トリノ市とトリノオリンピックに関する博物館。

  ・カフェ・トリノ (Caffe' Torino)。イタリア・カフェ文化の発祥の地。


5)レストラン・ショップ

   La Taverna dei Mercanti(ラ・タベルナ・デイ・メルカンティ)

         Via Santa Chiara 13, Torino, Italia  コンソラータ通り(via della consolata)とサンタ・キアラ通りの交差点すぐ。

         エントランスのドアに鍵がかかっている時は、ドア横のベルを鳴らす。

         日曜日終日、土曜日のランチが休み
         
8月は23週間バカンス休暇(2014年は8/99/1までバカンスでした) ランチ 12:00-14:30 ディナー 19:30-23:00

   Ristorante Pizzeria "La Magnolia"(ラ・マニョーリア)

         Via Mercantini 6/f, Torino, Italia    チェルナイア通りから入って徒歩2分ほど

         月曜日:終日休み
            火・水・木:ランチ休み、
19:0022:30  金・土・日:12:0014:3019:0022:30
            

    イータリー(Eataly) 高級総合食材店にもいろいろ揃っています。トリノが本社。

               地下鉄駅のリンゴット(Lingotto)にある。比較的割高なのですが、気軽なショッピングやテイスティング、

               ランチやディナーも楽しめる。


6)聖骸布博物館 (Museo della Sindone)

礼拝堂、聖骸布の写真展示、博物館の3部に分かれている。

第一部 礼拝堂

ガイドともにサヴォイア家の礼拝堂へ。そこには、「聖骸布のレプリカ」が展示されている。聖骸布のレプリカは、長らく聖骸布の所

有者だったサヴォイア家所有の「聖骸布の額」に入れられている。ロココ調が美しい教会内部も必見。ガイドはイタリア語のみ。写

真撮影も可。

第二部 聖骸布の写真

無料のオーディオガイド(伊、英、仏、西)を手に、年代順に展示された聖骸布を写した写真を見学。パネルの表示はイタリア語。

1898年にセコンド・ピア氏によって撮影され、センセーションを巻き起こした「人物像」のネガ写真が展示されているのはここ。

聖骸布は、数百年の年月を経て色あせた布である上、シャンベリーで火災にあい、何カ所も焼失してしまっているため、初めて目

にした人々にはどこに顔があるのかす分からない。。それが、ピア氏撮影の一枚のネガフィルムになり、肉眼では見えにくい人

物像の細部までが人々の目の前に姿を現す。ハイビジョン撮影された現在の聖骸布写真に至るまで、撮影技術の向上と共に細

部が次々と明らかになっていく。

第三部 聖骸布博物館

最後のセクション、博物館には聖骸布のレプリカや3D画像と、聖骸布の辿って来た16世紀以降の歴史、科学分析の方法、結果

やるエピソードが展示されている。こちらもオーディオガイドつきで。パネル説明はイタリア語のみ。


科学分析

聖骸布の真偽をはかる目的で本格的な科学分析が実施され始めたのは1973年以降。数々の分析が行われてきた。

布に付着した物質の解析
ここで議論にのぼっているのが、花粉粒。布から検出された花粉には、イタリアやフランスに広く分布するものが多かった(これは

聖骸布の所有者と保存地に由来)のだが、中でも目を引いたのが砂漠性植物の花粉。この種類の植物はパレスティナ/アナトリ

ア地方にしか分布していないものだと判明した。

布に人物像を写し出す実験
遺体に塗布されたアロエとミリル(植物)の混合物が、布と接触した皮膚から発生したアンモニアの揮発物とともに、リネン布にネ

ガ状に焼き付いたのではないかという説は、1901年にポール・ヴィニョン氏から提唱された。1978年の分析では、人物像はリネン

布の上表部分セルロースが変質して焼き付いているという結果が出たものの、どの説のどの手法をもってしても、聖骸布と完全

に同一の像をリネン布に写し出すことには成功していない。

人物のまぶたに載せられた硬貨の判定
1977年アメリカの科学者チームが、聖骸布の立体映像化を果たした。その際、2次元の写真では見えていなかった詳細が明らか

になるとともに、人物のまぶたに置かれた円形の物体が発見された。これは死者のまぶたに硬貨をのせるという慣例からきたも

のと結論づけられ、その硬貨の由来を辿ったところ、AD29年以降のピラーテ(ローマ領ユダヤの総督)統治下に生産されたもの、
と判定されるに至った。

人物につけられた傷と聖書の記述の同定
D立体画像や高解析度画像を元に、傷や血痕のない人物像を合成することに成功した。それは6世紀から13世紀にキリストの

像として描かれた人物像とかなり近い姿となって現れた。また、人物の負った傷についても、 背中の鞭打ちによる傷(ローマ帝

国で用いられた、ムチの先に棘がついた複数個のボールをそなえたものによる打撃と判明)十字形の重いものを背中に担いだと

きの打撲傷、頭に載せられた棘のついた冠による裂傷、磔にされた際の手首、足首の傷、そして死亡を確認するめに槍で突か

れた第四・五肋骨間の刺し傷等、聖書が伝えるキリストの受難の様子と重なる部分が多いことが判明した。

血痕と血液型判定
布にしみ出した血痕から、血液型判定が行われた。この人物は
AB型であるという。この血痕はCで傷の状態を調べる上でも利

用された。また、血液は布全体に見られ、布の裏側にまで染みを残しているにもかかわらず、人物像は布の表側にしかみられな

い(写真のネガ状に写された場合には、裏まで像が投影される)というあらたな謎も提示している。

放射性炭素14法による布の年代測定
考古学でもっとも信頼をもって受け止められているこの炭素の放射性同位体(炭素
14)の崩壊率による年代測定法。聖骸布の上

部左端数センチを切り取り、オックスフォード(英国)、チューリッヒ(スイス)、トゥーソン(アリゾナ、米国)にて測定が行われた。
結果は、「
12601390年のもの」。
しかし、これには疑問を唱える学者も多い。閉ざされた空間にある遺跡にある遺物の鑑定とは異なり、常に移動し、一定の保存

状態にあったわけではない聖骸布は、たとえば火災にあった際に一時的に炭素の多い状態に置かれたわけで、それが結果に影

響したのではないか。
また、布の半分以上に現在も生存し続けているバクテリアが生成したバイオプラスティック様被膜が結果に誤差をもたらした、な

ど結果の信憑性を疑う批判がされている。いずれにせよ、聖骸布の真偽については依然として議論と研究がつづいている。

信者とバチカンと聖骸布

この博物館には資料はないが、多くのキリスト教信者は、聖骸布を本物だと信じて疑わない。カトリック教会の最高指導者、法王

ベネディクト16世は2010年にトリノを訪れ、聖骸布を目にし、「血で描かれた聖像だ。むち打たれ、磔ら、脇腹を負傷した者の血

だ。」「全ての血の痕跡が愛と人生について語りかけている」と信者に語りかけた。これは意図的に「聖遺物」という表現を避けて

「聖像」という言葉を用いたものである。布の真偽のほどは明らかではないが、トリノの聖骸布がキリスト教最後の謎を秘め、信

仰の対象となっていることは紛れもない事実である。


11.ジェノバ GENOVA


1)基本情報  リグーリア 州 ジェノヴァ県のコムーネ。県都。 

    紀元前6世紀にはリグーリア人が住んでいたとされるジェノヴァは、ローマ帝国時代以前から海運を利用した交易活動を行

   い、地中海を守る役割を担っていた。

   1100年頃に自治都市となり、ピサやヴェネツィアと並ぶイタリアの四大海運共和国の一つ。最強と言われた船団を擁し、黒

   海での通商を独占するなどして富を得たジェノヴァは、誇り高き都la Superbaとも呼ばれていた。コロンブスはジェノヴァ出

   身。16世紀のアンドレア・ドーリア総督の時代にはスペイン国王と同盟を結び、多くの貴族が金融業などで財をなし、ジェノ

   ヴァ黄金時代を築く。
   その後、ナポレオン支配時代、サヴォイア王国時代を経て、近代イタリア統一に貢献したマッツィーニを輩出したジェノヴァは、

   現在もイタリア最大の港を誇り、海運、港湾は地中海一。 

   アペニン山脈の丘陵地帯とリグーリア海に挟まれた港街。旧市街は12世紀頃に始まる。薄暗い路地の迷路で構成されてい

   る。フェラーリ広場からプリンチペ駅近くまでが旧市街。街歩きは駅から伸びるバルビ通りから歩くのが良い。高台からは、眺

   望はよい。


2)特産・名産品    ジェノベーゼ、香草類(ハーブ、スパイス)、自然派化粧品、チョコレート 料理         

              リグーリアの料理は、海の幸と山の幸が調和したもの。シンプルさを失わないながらも、イタリアの中でも

              洗練されている。

  伝統的料理
        トロフィエ・アル・ペスト Le trofie al pesto
          小さなニョッキを伸ばしてよじったような形をしたトロフィエと呼ばれるパスタは、すでに
13世紀にはジェノヴァで使

          わ

          れてた。品質の高い小麦を練って作られます。主にジェノヴァ風ペーストpesto genoveseと合わせて食されます。
        フォカッチャ・アル・フォルマッジョ・ディ・レッコ La focaccia al formaggio di Recco
          ジェノヴァに
ほど近いレッコ(Recco)の町の人たちは、サラセン人の襲撃から身を守るためすぐそばの内陸部に逃

          げていた。言い伝えによると、オリーブオイルとチーズと小麦を自由に使うことができたおかげで、板岩の上でチ

          ーズの入った小麦生地を焼くことができ、そこからこの名に。
          レッコのレストランやトラットリアは、このおかげで有名になり、シンプルながらフォカッチャ好きの
場所場所となって

          いる。
       ファリナータ La Farinata
           わずかな材料で作れ、しかも昔から変わらない風味を伝えるリグーリア州のもう一つの伝統料理ファリナータは、

           チェーチ豆(ひよこ豆)の粉でできた平べったいフォカッチャのようなもの。伝統的には、大きな銅の平なべを使っ

           て薪の窯で焼く。


3)アクセス   @ ミラノ → (IC) → プリンチペ駅  1時間30分        

          A ローマ → (ES) →プリンチペ駅  5時間


4)レストラン   Tratoria Da maria    ジェノバの定食屋  うまい安い。

          M カフェ        ドゥカーレ宮、赤の宮殿、王宮3か所にあるバール&レストランです。安い。


5)リスト以外の見所

・ジェノバ水族館:欧州有数の水族館。建物は半分地下に建設された。

・スタリェーノ墓地:墓域と森を合わせ約33万平方メートルの敷地に墓石が200万以上ある。敷地内は往時の貴族、

       裕福層、庶民層、キリスト教、ユダヤ教、イギリス風庭園など階層別、宗教別に区切られ、中心部には

       パンテインがある。大理のすぐれた彫像が多い。

・コロンブスの家 La Casa di Colombo        開館時間:土・日 9:0012:00/14:00-18:00  入場料金:3ユーロ
                                                        
Associazione Culturale Porta Soprana  tel. 010 2465346

・ポルト・アンティーコ(旧港) Il Porto Antico

       ジェノヴァの古い港ゾーンは、1992年国際博覧会の際に建築家レンゾ・ピアノのプロジェクトにより大きく

       生まれ変わりました。もはや船舶や商人の行き交う場ではなく、ツーリズムや多様な文化的意義をもっ

       た空間となっています。他の優れた大都市の公園をモデルとした真の都市公園です。長い歴史と現代

       性、機能性が融合したこのゾーンには、海の博物館など多くの人気施設があります。

・ビーゴ Bigo
オリジナリティあふれるパノラマ・エレベーター、ビーゴは、完成からわずか数年でジェノヴァの最も知られたシンボルのひとつとなりました。
1992年の国際博覧会のために建築家レンゾ・ピアノが設計したもので、その構造は帆船のマストにヒントを得ています。この大回転エレベーターは40メートルの高さまでのぼり、そこからジェノヴァの旧市街や港の全景を見渡すことができます。

・周遊船サービス Sevizi Turistici in Battello
リグーリア・ヴィア・マーレ組合
Consorzio Liguria Via Mareが提供するサービス。ポルト・アンティーコから観光客向けに港を遊覧する船を出しています。45分間でジェノヴァ港を別の角度から見ることができます。   

      Consorzio Liguria Via Mare    via sottoripa 7/8 - 16124 Genova

      Tel. 010265712 / 010256775, Fax. 0102489547 

(参考・ジェノヴァ散策モデルコース)
     ジェノヴァ・プリンチ
Stazione Principeから出発して、"新しい通り"とも呼ばれるバルビ通りVia Balbiへ。絹商人そ

     して銀行家として富を築いたバルビ家は1606年から1650年にかけてこの通りにいくつかの豪華な宮殿を建てた。その

     一つである王宮を過ぎると、ヌンツィアータ広場Piazza della Nunziataに出る。
      ここ
には、ジェノヴァ・ゴシック様式のサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会Chiesa della Santissima Annunziataが。

     "最も新しい通り"とも呼ばれるカイロリ通りVia Cairoliそしてガリバルディ通りへと進もう。 ガリバルディ通りを過ぎると、

     中世につくられた当時としては珍しく大きな広場、
     フォンターネ・マローゼ広場
Piazza Fontane Marose大理石でつくられた美しいスピノーラ宮殿palazzo Spinolaなどが

     ある。
      ここからヴェンティチンクエ・アプリーレ通り
Via XXV Aprileを進み、フェッラーリ広場へ。ドゥカーレ宮殿を見学したら、ジ

     ェノヴァ市民のサロンとも言えるマッテオッティ広場Piazza Matteottiへ。ここでは過去の歴史を物語るサン・ロレンツォ大

     聖堂が必見。ここからサン・ロレンツォ通りVia San Lorenzoを抜けると、サン・ジョルジョ宮殿Palazzo San Giorgioへ辿り

     付く。15世紀のヨーロッパで有力だったサン・ジョルジョ銀行があった場所。同宮殿の向かいがポルト・アンティーコ。
     サン・ジョルジョ宮殿からマリス岸
Ripa Marisへ。1133年につくられたアーケードのある船着き場で、今ではトラットリアや、

     色々なお店が並び、多くの人であふれる歩行者道となっている。ここから中世に建てられたサン・ジョヴァンニ・ディ・プレ

     教会Chiesa di San Giovanni di Pre'コンメンダCommendaまで歩くと、プリンチ駅はすぐ。


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