1.特徴 港街ナポリはイタリア第3の大都市。古代から長年にわたりイタリア最大の国であった。第二次戦後の混乱期に海外に流出したり、南部の
貧しさと安全度の低い街として名をはせている。ポンペイなど古代遺跡や近代までの観光名所を多く持ち、風光明媚でも有名。
紀元前7世紀にはギリシャ人がネオポリス(新しい街)として、築いたが、その後、ローマ帝国の支配下に。当時から温暖な気候から避暑地として位置
付けられた。ゴート族、ビザンチンの支配を経て8世紀にナポリ公国として独立。イスラム、アラブとの対決のあとノルマン人のシチリア王国の一部となった。
ノルマン朝のあとアンジュー家の時、ナポリに首都を移しナポリ公国に戻った。アラゴン家の時代にルネサンス文化が展開。16世紀、スペインに敗れ属州
となったが、17世紀にはバロック様式が隆盛。その後ナポレオン時代にはフランスの支配下に、ブルボン家に権力がもどり、その後19世紀末にイタリアとし
て統一される。
歴史ある街だけに見どころ多数。 3ないし、4つ程度エリアを区分して見どころを分けて歩きたい。
2.特産・名産品 ピッツァ、 スフォリアテッレ(焼き菓子)、パスティエラ(菓子)、レモンチェッロ、ティレバーロ(労働者用昼食だった下町の用パスタ)
ドルチェの代名詞といえばBabà(ババ)。
3.港は2つ。
王宮などに近い港=ヘヴェレッロ港 ⇒ 中央駅からバスR2→ムニチーヴィオ広場下車 徒歩or
トラム1番で
メリジェリーナ港 ⇒ 中央駅から地下鉄、fs でMergellina下車。
4.ポンペイ、ソレント、エルコラーノなどは、fsでなく、私鉄ヴェスーヴィオ周遊鉄道Circumvesvianaで、ソレント行き。行き先の列車わかりにくいので
注意。
5.ナポリの両替手数料は非常に高い。クレディト・イタリアーノ銀行以外ならキャッシングのほうが安い。
6.Campani=aartecard・Plus カンパーニャアルテカード
使い方で非常に安い。美術館などの入場料が割安になる。種類により公共交通も含まれる。有名なところほぼカバーしている。 空港、駅で販売。
3日券 25€最初の2か所は無料、その他は半額に。その他も1割引き。公共交通も無料。
7日券 28€すべて無料。交通機関にはメリットなし。
Bilietto Integrato ビリエットインテグラーと カポディモンテ美術館など主要な数か所のみ2日券 10€もある。
7.市内の交通
■地下鉄、市バス、トラム、ケーブルカー 4線。うち3線がヴォメロの丘方面に。7:00〜22:00運行
公共交通はすべて共通のチケット。表示時間内はどれでも乗り放題。その切符=「UNICO
CAMPANIA」は大きく3つ。
1)市内交通の切符 2)ナポリを含む経路の切符 3)ナポリを含まない経路の切符
それぞれの切符には、「一回券」「一日乗車券」「土日一日乗車券」などあり。
一回券(片道) …3.4ユーロ、一日乗車券 …9.9ユーロ、土日一日乗車券…5.50ユーロ
・ただし、土日一日乗車券などはかなりお得な切符ですが、こちらから言わないと買えません。往復より安い値段で、途中で降り放題です。土日に
カンパーニア州を動く場合はこの切符が良い。
・1日券などはタバッキでは買えないところも。駅のインフォメーションでしか買えないという情報もあり。
・一回券は英語で「Hourly
ticket」イタリア語で「Biglietto
Orario」、一日乗車券は英語「Daily
ticket」イタリア語「Biglietto
Giornaliero」
土日一日乗車券は英語「Week-end
Daily ticket」イタリア語「「Biglietto
Week-end Giornaliero」。
・市内観光バスもある。(3コース、24時間乗り降り自由。始発地、10、12、14、16、20時 発車) 20€ 主要なところしか行かない場合は
こちらでも。
■主要な一般バス路線
R2(バス) = 中央駅前>ベベレッロ港>サンカルロ劇場前
1・4(バス・トラム)=中央駅前>ベベレッロ港
R1・R4 =ムニチービオ広場>考古学博物館
140 = サンカルロ劇場前>メルジェリーナ
■ケーブルカー =旧市街と丘の上ヴォメロ地区を結ぶ。トンネルなので中間では眺望はない。
Centrale =Augusteo(ガレリアのトレド通り正面口)>V.Emanuele>Petraio>P.Fuga(ヴォメロ地区)
Chiaia =P.Amedeo>V.
.Emanuele>Margehrita>P.Fuga(ヴォメロ地区)
Montesanto=
モンサント>
V. .Emanuele>S.martino
(ヴォメロ地区)
修道院まで徒歩10分
Mergerrina =メルジェリーナ>>S.Antonio( 展望台徒歩5分)
■地下鉄Metro・路面電車Tram
Linea1=Garibard i(中央駅地下)>Universita>Toledo>Dante(スカッパナポリ)>Museo(国立考古学博物館)>
P/Vanvitelli(サンテルモ城)
Linea2=Garibardi(中央駅地下)>Cavour(国立考古学博物館)>モンサント>Pozzuoli
1(トラム)=中央駅前ガリバルディ銅像近く>Beverello港
4(トラム)=マリーナ通り>Beverello港
8.行き方
・国立考古学博物館へのアクセス @中央駅から地下鉄2号→ Cavour駅下車
Aバス201番 →Cavourバス停下車
Bダンテ広場から100m。坂道を登る。
・国立カポディモンテ美術館へのアクセス
@国立考古学博物館そばのCavourバス停から バス137番、160番、178番
でMianoバス停 下車
A国立考古学博物館 脇のムゼオ広場 のバスLC版 はカポディモンティ美術館
行きでわかりやすい。
・ナポリ・ソッテラネア = 地下都市、ネアポリス観光 TEL 081-400256? 081-296944
@見学は英、伊のガイド付き 10€ 1時間30分から2時間
A月〜日 12:00 14:00 16:00 土日・祝 はプラス 10:00 、18:00
(*日本語ガイドは入場料込14€ (前日までに予約必)
Bガエターノ広場 に入口
9.スーパー
・駅前なら、対面(UNAホテル並び)の広場北、角のホットドッグ屋の横に小さいのが。
・スパッカには、ジェスヌーボー広場より手前の右側(aldi)。
・ベヴェッロ港近くでは、サンフェリチェ通りのマクドナルドの対面(cafe、高級店)。
・ダンテ広場の南からモンテサント駅へ曲がった最初の角の右側(supero)。
・サンタルチア通りのオイロップカー対面(supero)。
・山の上はヴァンヴィッテリ広場から東へ上がった交差点の右側(GS、大型店)。
・カルフール(ナポリ・モルゲレ店)他にもありそうだ。フニコラーレ(チェントラーレ線の終点フーガ駅からサンテルモ城に歩いていく途中に。
10.市場
・アンティニャーノ(ボメロ地区)
住所:Piazza
degli
Artistiから、Piazza
delle
medaglie
d‘oroの間(行き方:地下鉄Medaglie
d’oro駅より徒歩5分)
営業:月〜土 朝10:00頃から13:30頃まで。商品:靴、服、家庭生活雑貨、化粧品、古着、果物、野菜、乾物、食品他
注 :Piazza
degli
Artisti広場をはさんで反対側Via
A.Massimoは生鮮食品のみ。
・ピニアセッカ(モンテサント地区)
住所:Piazza
degli
Artistiから、Piazza
delle
medaglie
d‘oroの間(行き方:地下鉄Monte
Santo駅よりまたは、Piazza
Carita
から延びるVia
PigniaSecca沿いにあり。
営業:月〜土 朝10:00頃から13:30頃まで。商品:果物、野菜、魚、乾物、食品他
注 :持ち物、カメラ等ちょっと注意が必要。
・ヴィルジリアーノ公園(ポジリポ地区)
住所:Parco
VirgilianoまでのViale
Virgiglio。
(行き方:BUSにて、ヴォメロ地区からC31、メルジェッリーナから140などが近くを
通ります。
営業:毎週(木)のみ 朝10:00頃から13:30頃まで
。商品: 靴、服、家庭雑貨、化粧品、古着 比較的高級品が多し。
・ポッジョレアーレ(駅周辺地区)
住所:駅近くの刑務所Poggioreale前の道、Nuova
Poggioreale途中下車。(行き方:駅からTram 1 Pogioreale行きにて、
刑務所過ぎて3〜4つめINAILビル近く、下車徒歩5分。
営業:金〜月のみ 朝10:00頃から13:00頃まで。商品: 靴、服、家庭雑貨、化粧品、靴の種類は豊富。
11.特徴ある通り
サン・グレゴリオ・アルメーノ通り
Via S.Gregorio
Armeno
17世紀から続くナポリの伝統文化"プレセーピオ"を売る店がひしめき合っている
トリブナーリ通りVia
Tribunali
この通りは伝統のPizzeriaが多数あるので、是非ナポリの味"ピッツァ"を味わってみよう。ナポリでサミットが開催された時に、クリントン
大統領が訪れたというDi
Matteoや、そのピッツァを焼いた職人が独立して店を構えたIl
Pizzaiolo
del Presidenteなどが人気
のお店。どこも石釜で焼きたてのピッツァが楽しめる。値段も一枚約3ユーロ〜と手頃な値段で美味しい。
12.レストラン・店
■庶民的スィーツ =Babaババ
Scaturchio スパッカナポリの中心、サンドメニコ広場にある、老舗中の老舗。間違いなし。
Pesciano Foria通りという、国立考古学博物館から徒歩10分程のところ。早朝と夜20時以降は治安がとても悪い。
ランチタイムはごはんも食べられます。日替わりでメニューが変わるが、毎日オイシイ!
Cartone 老舗のバール。ここも治安が悪い通りなので、早朝・夜遅く・日曜午後は避けましょう。いろいろなドルチェを売って
いる。
S.Capparelli スパッカナポリの美味しいピザ屋さんの斜め前にある小さなお菓子屋さん。大きなババ130円がとっても美味!!!
■ショップ
・Di Matteo
スパッカナポリ地区にあり、おいしいピザ屋。特に揚げピザ(Pizza Fritta)は絶品(3・5ユーロ)。一枚のピザの値段が
3〜7ユーロくらいで、かなり安くて大きい。 住所:Via Tribunari94
・Coni
e Secchielli S.R.L
トレド通りにあるジェラート屋。庶民的で素朴な味、なかなか美味。小さいカップで1.7ユーロ。
住所:Via
Toredo381
・il
vero
Bar del professore
王宮近くのトリエステ・エ・トレント広場にあるバールで、ノチェラートがうまい。ノチェラートは、ヘーゼルナッツ風味のチョコレート
ドリンクで、この バールが発祥の地らしい。「アックア、ペルファボーレ」と頼めば、発砲水を無料でつけてくれる。一杯1.7ユーロ。
テーブル席に座ると少し割高に。
住所:Piazza
Trieste e Trento4
・Charucuterieシャルクテリエ
ナポリの旧市街「スパッカナポリ地区」にある家族経営の総合食料品店。ここでは、カンパーニア州産の数多くの美味しいものが
揃う。
住所: Via Benedetto Croce, 43 Napoli(場所:
ナポリ中心地、ジェズーノォーボー広場近く)
営業時間: 10:00〜20:00 (日曜日は〜14:30まで) 12月は日曜日も〜20:00まで
・リモーネLimone
レモン食品ショップ、住所:Piazza
S.Gaetano,72 80138 Napoli(場所:
スパッカナポリ地区 サンガエターノ広場、
(Napoli
sotteranea)「地下のナポリ」横)営業時間:
11:00〜20:00
・ナルデッリ
なめし革、スゥエード素材などを使って、カジュアルからスポーティなデザインを展開しているバッグブランド。“ナルデッリ”は
ナポリ市内に3軒のショップを持っている。小型バックは、24ユーロ〜、実用的な大型のバックまで女性用のバックのデザイ
ンは多種多様。そのほか女性用サンダル、革ジャケットなども扱っている。サンダルは20ユーロ〜。男性用のバックはない、
財布、キーホルダーなど小物あり。
住所:
Via Chiaia,
47 Napoli(場所:
キアイア地区 プレビシート広場より徒歩3分)
営業時間: 10:30〜20:00(13:30〜16:00までは昼休み)。
2.サレルノ SALERNO ⇔ アマルフィ AMALFI
アマルフィ AMALFI
1.アマルフィは、イタリア共和国カンパニア州サレルノ県にある、人口約5200人の基礎自治体。
急峻なアマルフィ海岸に面して築かれ
た都市。
中世にはアマルフィ公国として自立し、強盛を誇った海洋国家。ユネスコの世界遺産に登録されているアマルフィ海岸の中心都市
であり、観光の拠点。
狭い土地を有効活用するため、アーチの上に家を建て、上へ上へと建て増したため、断崖にへばりつくように建物が密集している。
外敵の侵入を妨げる為もあって階段で出来た路地が複雑に入り組んでいる。
アマルフィの代表的な建造物として、アラブ=シチリア様式の大聖堂アマルフィ大聖堂がある。11世紀に建造が始まり、雄大な正
面(ファサード)は1066年にコンスタンチノープルで作られた青銅製の扉、そして13世紀の美しい「天国の回廊(Chiostro
del
Paradiso)」など、特徴的な多くの追加工事が継続して行われた。
2.アマルフィへのアクセス =バス ナポリより サレルノ、ポジターノ からバスが通常ルートのよう。
ナポリ中央駅からヴェズヴィオ周遊鉄道でソレントへ向かうか、バスもしくは列車でサレルノへ行く。
ソレント、あるいはサレルノからは各地へバスが出ている。
・本数は少ないものの、ナポリ中央駅からアマルフィへの直通バスもある。
ナポリ ⇔ アマルフィのバス乗り場 アマルフィでは、海に面した PIAZZA
F .GIORA がバスターミナル。
切符は時刻表を掲示しているバールで。
3.高速船でアマルフィ へ
船着場と切符売り場
サレルノの桟橋の先にテントを持つ船着場があり、ここにアマルフィやポジターノ行きの船の切符売り場があり、高速船はここから発着。
高速船はアマルフィまで35分で6ユーロ、ポジターノまで70分で10ユーロ。海からアマルフィ海岸が見られ、バスより早く着く。
アマルフィ行きのバスはサレルノ駅前から出ていて、アマルフィまで1時間15分かる。晴れた日はバスより高速船ベター。
4.特産品 お菓子ーProfitterole、 Delizia AL Limone、紙漉き。
「デリツィア・デル・リモーネ」というレモンケーキ。Dolceria
Antico
Porticoという名前の有名なお菓子屋さんが見つからず、
ドゥオーモ前のパンサという老舗バールで。
5.スーパー スーパーの名前はデコ「DECO」。 (ドゥオーモのちょっと上、右手に小道を少し入ったところ)。
サレルノ SALERNO
1.11世紀にノルマン人の支配下にあったが繁栄。ここが目的地というより、アマルフィ海岸各地や先の古代遺跡ツアーへの交通の基点
の街の印象。
中世には最も古い医学学校があり、サングレゴリオ教会の中に博物館に収められている。海岸通りに平行して走るメルカンティ通り
は中世の街並みを残す。ドォーモは11世紀創建。入り口のアラブ風前庭とライオン門、後陣のモザイクもすばらしい。地下にはバロッ
ク様式のクリプタ。
高台にあるアレキ城からの眺めはすばらしい。
3.エルコラーノ ERCOLANO
1.ナポリから9k、古代ローマ帝国の直属の自治都市として繁栄。ローマ貴族の別荘地。
ヴェスヴィオ山の噴火で79年に埋まった。ポンペイと違い溶岩流で埋められた。発掘品は、ナポリの考古学博物館に。
発掘により邸宅跡が見られる。モザイクのいくつかが見られる。
エルコラーノ(ラテン語ではヘルクラネウム)は、発掘面積はポンペイよりずっと狭い。遺跡の歴史的価値は非常に高く、
ポンペイと併せて世界遺産になっている。比較的訪れるのは容易。エルコラーノ駅からはすぐ。
2.アクセス
・ナポリ中央駅( OR ピアッツァガリバルディ駅 )からヴェスヴィーオ周遊鉄道 でソレント、またはアンヌンツィアータ行きで約20分。
エルコラーノには2つの駅があるが、遺跡見学は、Ercolano
Scavi 駅下車。
・バスはナポリから255番バスの市バスで、約40分。
3.遺跡の入り口は、駅からまっすぐに伸びた海に向かって下る一本道を歩いて10分程度(下り坂)を500m。公園のような景観。
遺跡の中には商店はない。駅からの通りぞいに店が多少あり。
4.ソレント SORRENT
1.アマルフィ海岸への出発点。切り立った崖の上に街はある。「帰れソレントへ」で有名。ソレント海岸の景観が見どころ。リゾート地、
安全。
2.アクセス ・ヴェスヴィーオ周遊鉄道 ナポリ ⇔ ソレント 約 1時間
・船 夏季のみ。 ナポリ・ベヴェレッロ港から 約 1時間
MM2線
MM3線 ナポリ⇔ソレント
3.散策
駅から下り、街の中心タッソ広場へ。
綺麗な駅前からまっすぐ前に進むと10メートルほどで町の目抜き通り「コルソ・イタリア(Corso
Italia)」に出ます。
そこを左に5分ほど進めば町の中心となる「タッソ広場(Piazza
Tasso)」に。
・タッソ広場近くの路地に果物屋など商店あり。
・広場の奥を右に曲がれば、急階段、急坂で海へ出られる。急坂の街のためミニバスあり。
・港からタッソ広場へのバスがある。1€。
・革の手作りサンダルのお店などが多い。
レストランもたくさんあり、ハイシーズンではどの店も混雑。南イタリアは魚介料理が美味しい。
・スーパー DECO があるはず。
5.べネヴェント BENEVENTO
サバト川とカロール川に挟まれた平野にある。魔女伝説とワインで有名。古代ローマ時代、アッピア街道ができその要衝の地として
繁栄。ローマ帝政期の遺跡が多く残り中世の街並みが続く美しい街。
1.アクセス Fs線 ナポリ R で 1時間45分から2時間 (平日のみ1日2〜5便しかない)
Fs線 カゼルタ ES,IC 45分、 R で 1時間15分。
バス ナポリ ALIFANA 1時間30分 (平日 11便、日祭3便)
2.駅から街の中心、観光先まで1km。 駅前から1番、15番のバス (1€)もあり、ドォーモ脇のオルシニア広場に着く。
6.カゼルタ、カゼルタベッキア Caserta ・ Caserta Veccia
1.特徴 ナポリから内陸30km。ブルボン家の王宮を中心とした新市街。新市街から10km北東にあるのがカゼルタ・ヴェッキアと呼
ばれる旧市街。城壁に囲まれた中世の街並みは観光地となっている。
ナポリ王国が権勢を誇っていた時カルロス3世が、本拠地を安全性からヴェッキオからこの地にした。ヴァンヴィテッリに命じ作らせた。
ヴェルサイユ宮殿を参考に庭園と水路、王宮を建設。18世紀に完成、19世紀にはブルボン家の離宮とした。世界遺産。
2.アクセス @ナポリ → fs線(R)→ カゼルタ 30〜40分 30分から1時間に1便あり。
Aバス CTP社 (市バスC1N番 高速道経由=青いプルマン、 カヴィアーノ経由」=オレンジ色の市バス)
ナポリ → カゼルタ 約50分から1時間 ( 平日 20分間隔、日祭 40分間隔 )
*ナポリからのバスは王宮の近くに停車。
帰りのバスは、王宮正面のfs駅近く。駅に向かい右に進むと広場に、始発場所。
3.カゼルタ・ヴェッキア カゼルタの北東約10kmの標高400mのテイファタ山の坂にある。紀元後861年(「丘の上の村」という意味を持つ
ラテン語)カサン・イルタンと呼ばれた中世ではカセルタの中心として栄えた。
→ガゼルタ・ヴェッキア へのアクセス? フォートラヴェルに旅行記あるが、バスもあるらしいが結局乗れなかったという記事のみ。
ぼったくりタクシーしかないみたい。
*カゼルタベッキアまではカゼルタ宮殿前よりバスが出ています。との記事もあり。
王宮庭園横のPiazza Vanvitellli に市内バスターミナルあり、そこから出るらしい。カゼルタに着いたら先にバスを確認する。
*旧市街カゼルタのヴェッキアやマッダローニの水道橋などを見るには、専用車かレンタカー?。(イタリア旅行社)
7.パエスツゥム(ペストゥム) Paestum
世界遺産「ペストゥム遺跡」
Paestumは、ギリシア神殿の残る町として有名。イタリアのみならず世界でも屈指の保存状態を誇るその神殿は一見の価値あり。
サレルノから南へ鉄道で約30分。哀愁すら漂うペストゥム駅からまっすぐにのびる一本道を行くと、草原のなかにそびえ立つ巨大なギリシア
神殿が目に入ってくる。4.5km
の二重の城壁に囲まれている。
ペストゥム(パエストゥムとも呼ばれる)は紀元前6世紀頃に古代ギリシア人によって建設された町で、当時はポセイドニアと呼ばれ繁栄し
た。遺跡内に残る『ケレス神殿Tempio
di Cerere(アテナ神殿とも呼ばれる)』『ネプチューン神殿Tempio
di Nettuno』
『バジリカBasilica』の3つの神殿が古代ギリシア時代の栄華を物語っている。その後古代ローマ時代になってからペストゥムと改名され、
ローマ風の円形劇場やフォロ(広場)が造られたが、ローマ帝国衰退後はマラリアの流行やノルマン人の侵略などにより廃墟と化してしま
った。
修復工事を経ているとはいえ、その保存状態は良い。古代ギリシア時代、2500年ほども昔の建築物が、今もこうしてしっかり存在してい
る。
駅近くのシレーナ門から入り国立博物館前の入り口から見学する。
飲食、店はほとんどない。博物館隣接のレストラン程度しかない。
1.アクセス ナポリ中央駅 →ペストゥム 1時間に1本程度もない。 午前中は1,2本。午後ナポリ方面も1,2本しかない。
ナポリ8:50発 − 10:16着、 ペストゥム14:39発(もしくは、
15:43発 − ) − 16:11ナポリ着
*サレルノからパエストゥムまでは片道3.3ユーロなのだが、土曜日は、週末1日券(WEEK-END
GIORNARIERO)
5.3ユーロの方がお得る。
元気があれば、パエストゥムからの帰りに途中下車したい町があったら、週末1日券が良い。
ちなみに、この週末1日券は、鉄道FS線の切符売り場ではなく、駅の中にある旅行代理店で販売していた?。
2.遺跡 開場時間 (毎月閉まる時間が違う) 4月〜9月 9:00 〜 17:00
10月〜3月 9:00 〜 14:30
入場料 4€ (博物館との共通券 6.5€) 休館日 1/1,5/1,12/25
史跡の入場券は博物館で買う(らしい)。
遺跡入口から見て右斜め前方に博物館があり、遺跡と博物館は共通切符になるらしい。
どちらにも入場できて7ユーロこの博物館の地下にトイレがある。
8.カプリ島 Isola di Capri
青の洞窟が有名だがその他には景観・散策中心。青の洞窟だけなナポリから日帰りも可。
青の洞窟は、春より夏が見られる可能性が高い。満潮時と天候により不可の場合あり。午前中がよい。
ハイシーズンは6〜9月、9:00〜15:00. 冬は9:00〜13:00.
1.島へのアクセス
(1)ベヴェレッロ港 Molo
Beverello ベヴェレッロ港へは、バス R2もあるが危険。中央駅からタクシー 約10分。10€程度。
切符は、ベヴェレッロ港の切符売り場で直前に購入。
カプリ島への船は、SNAV、N.L.G.-linea
jet、Neapolis、Caremarの各社があり、切符の窓口は行き先別ではなく、船会社毎に
なっている。
乗りたい船の時刻と会社名を電光掲示板で確認し、各船会社の窓口で購入する。
船の種類には、高速船(Aliscafo)と普通の船があり、高速船がベター。
ナポリ・モロ ベヴェレッロ港 → カプリ島・マリーナグランデ港 高速船で約45分 料金14ユーロ(2006年現在)
夏季6〜9月 30分から1時間に1本。 冬季 1日13便
フェリーTregehtti 1時間15分 5〜6€
高速船Aliscafi 35〜45分 11〜12€
(2)NAPOLI(メルジェリーナ港) SNAV社 高速船 35〜45分 (夏季のみ 1日10便)
(3)ソレント LMP社 高速船 20分 (夏季 1日 30便、 冬季 6〜9便)
2.観光 ・ケーブルカー でウンベルト1世広場 1回券1.5€ (バスも同様)
ケーブルカー =マリーナ・グランデ と観光名所になっているウンベルト1世広場の間を結ぶ
ウンベルト1世広場
サントステファノ教会 アラブ風クーポラのバロック建築
サンジャコモ修道院 月休み 9:00〜14:00 14世紀創建、浮彫と彫刻が現存。
3.土産 香水 『Carthusia』
。2002年9月までイタリア国内でさえ流通していなかったので、カプリ島門外不出のフレグランスと言われ、
今でもローマなどでは買えません。店舗があるのはカプリ島内とナポリ、北イタリアでは湖で有名なガルダに1軒のみ。
日本でもネットで買えることは買えるが、セレクト・ショップ等の販売なので高い。
40 € (¥5,200)のオードトワレが¥12,600、0
€ (¥9,100)
のオーデパルファンが¥17,850くらい。
*カプリ地区にあるFactory(店舗併設)です。
4.青の洞窟
1.夏季の午前中の早い時間がベター
2.カプリ島マリーナ・グランデからグループ・ツアーが一般的。 所要1時間30分。
・GRUPPO Motoscafisti 社(18.5€)、LaserCapri 社(16.5€) =入場料込。
洞窟の手前までモーターボートで行き、手漕ぎボートに乗り換える。 手漕ぎボートはチップを強要される。
*港脇のインフォメーションで入れるかどうかなど、洞窟情報を聞ける。
3.個人の場合
カプリ島マリーナグランデ港に到着したら、港の中ほど(インフォメーションのスグ下)にあるモーターボート乗り場
に行き、青の洞窟行きのチケットを購入します。往復10ユーロ(2006年現在)
※もしも洞窟に入れない場合は、日本語で「入れません」の看板が出ています。
モーターボートは人数が集まるごとに出発。(時刻表なし。)約20分で洞窟。
洞窟前で小舟に乗り換え。小舟ではチップを要求される。
この小船乗り換え待ちに、夏のバカンスピーク時なら2〜3時間待ちなんてこともざらにあります。10月初旬でも
1時間ほど待つことあり。
4.費用 ・モーターボート 往復 10€ ▼グループツアー 20€
・洞窟入場料 4€
・小舟 5€
・小舟チップ 2〜?
9.イスキア島 Isola d‘Ischia
ナポリ湾で1番大きな島。1周35km。アウグストゥスが所有していたという温泉の島。観光名所などはないが風光明媚さ
と温泉をゆっくり楽しむ島。フェリーはポルトに着く。ポルトは19世紀にできた新市街。温泉付きホテルなどが並ぶ。
1.島へのアクセス ポルト行き
・NAPOLI(ベヴェレッロ港) CAREMAR社、ALIAURO 各社。 夏季6〜9月 30分から1時間に1便。
冬季 1日10便
フェリーTregehtti 1時間30分 5〜6€
高速船Aliscafi 50分 11〜12€
・NAPOLI(メルジェリーナ港) ALIAURO社 高速船 50分 1日5〜10便)
2.島内の交通 バス 1回券 1.2€(90分有効) 24時間券 4€ 右回りCDと左回りのCSが頻繁に走る。
タクシーはメーターがないので先に料金交渉する。
3・旧市街と温泉公園
・温泉地区カサッチョラ・テルメ、ラッコ・アメーノ、フォリーオ地区などが古い集落。
・温泉は、水着、水泳キャップ着用。 4月下旬から10月。
フォリーオ 温泉公園ポセイドン 半日券13:00〜 23〜25€
ラッコ・アメーの 温泉公園 ネゴンボ
4.イスキア島内の交通
バス 1回券 1.2€(90分有効) 24時間券 4€ 右回りCDと左回りのCSが頻繁に走る。
クシーはメーターがないので先に料金交渉する。
5.イスキア・ポンテとアラゴン城
・アクセス ポルトから2.5km。 ポルトからバス7番で7,8分。バスは途中までしか行かない場合は、道なり
にまっすぐ進み、徒歩10分程度。
帰りは橋の手前の広場から乗れるはず。
6.一周34キロあるイスキア島は想像よりも大きい。島内は6つの地区(コムーネ)に分かれていて、それぞれその中だけで
十分楽しめる町。
イスキア (Ischia)
カザミッチョラ・テルメ
(Casamicciola
Terme)
ラッコ・アメーノ
(Lacco
Ameno)
フォリーオ
(Forio)
セッラーラ・フォンターナ
(Serrara
Fontana)
バラーノ・ディスキア
(Barano
d'Ischia)
島内バスは充実し、各都市を結んでいるので、交通の便はとても良い。しかも少しリッチな保養地なので治安も良い。
観光名所や主要都市はすべて網羅しています。島の見どころである、ソルジェート温泉(La
Baia
di Sorgeto)、キノコ岩(Il
Fungo)、ソッコルソ教会(Chiesa
del Soccorso)などもバスで簡単。
イスキア島内のバス料金
料金はEAVEBUS社のサイトで確認できます。(イスキア島内バス時刻表のページを参照)
一回券(車内購入)・・・1.5ユーロ
90分チケット・・・1.2ユーロ
24時間チケット・・・4ユーロ
7.La Baisa Di Sorgeto ソルジェート海水温泉。
イスキア港 からバス(CS線)30分 パンツァ(PANZA) 下車。 徒歩30分で海。
標識に従って7ブドウ畑がせまる坂道、入り江に向かって階段を下りる。そこが海中温泉。
水着着用必。荷物置き場、着替え場所なし。入場無料。