CASERTA ■カゼルタはイ タリア南部、カンパーニャ州、カゼルタ県のコムーネ。
■位置的にはナ
ポリから内陸30km。ブルボン家の王宮を中心とした新市街。通常、カゼルタという時には、この新市街の王宮が観光の目的地になっている。 ナポリ王国が権 勢を誇っていた時カルロス3世が、本拠地を安全性から新市街のカゼルタに移した。ヴァンヴィテッリに命じ作らせた。ヴェルサイユ宮殿を参考に庭園と水路、 王宮を建設。18世紀に完成、19世紀にはブルボン家の離宮とした。世界遺産になっている。 カゼルタ単独で の観光は王宮以外にない。ナポリ旅行に付随させるなど周辺の街歩きのひとつ。
旧市街へは車のみらしい。
■アクセス @鉄道 ナポリ → fs線(R)→ カゼルタ 30〜40分 30分から1時間に1便あり。 Aバス ナポリ → カゼルタ 約50分から1時間 ( 平日 20分間隔、日祭 40分間隔 )CTP社 (市バスC1N番 高速道経由=青いプルマン、 カヴィアーノ経由」=オレンジ色の市バス)
*ナポリからのバスは王宮の近くに停車。 帰りのバスは、王宮正面のfs駅近く。駅に向かい右に進むと広場に、始発場所。
■ ガゼルタ・ ヴェッキア へのアクセス? 不明。車必要?。 先人の旅行記では、ほとんどが車での観光のようだ。 "フォート ラヴェル"に旅行記あるが、詳細はわからない。バスもあるらしいが結局乗れなかったという記事のみ。 旅行記の先人は語学堪能で ぼったくりタク シーしか みつからなかったらしい。
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見どころ |
内容・特
徴 |
休館日 |
期間 |
開場時間
(午前 |
午後) |
入場料 |
備考 |
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1 |
王宮 ( 内 部
(庭 園
(イ ギリス庭園 |
世界遺産。箱型 の5階建て。内部の一部のみ公開。ヴェルサイユの配置に酷似した配置もある。王の居館にドメニコ・モンドのフレスコ。 旧居館には人形 のプレゼービオ。 庭園は3kmと かなり広い。内部にもバスもあるがチケットは入り口のみで販売。 イギリス庭園側 が高いので、バスで行き、下りは歩くという方法も。 |
夏季 冬季 |
8:30〜
9:00〜 8:30〜
9:30〜14:30 |
〜19:30
〜18:00 〜14:30 |
6€
庭園のみ 2€ |
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2 |
カゼルタ・ ヴェッキア
ドォーモ
カゼルタ城 |
カゼルタから北 に10km。山の上。 王宮のあるカゼ ルタ以前の旧市街。 城壁で囲まれて いる。 食通はおいしい レストラン多いとのコメント多し。 行き方不明。バ スはあるらしいが。先達の記事は車での移動が大半。あってもぼったくりタクシー情報のみ。 |
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■コルトーナはトスカーナ 州・アレッツォ 県のコムーネ。
■トラズィメー ノ湖の北に位置し、キアーナとテヴェレの谷の間にあり谷を見下ろす高台にある。紀元前6世紀にはエトルリア人の街があった。現在も13世紀の城壁に囲まれ、急坂ばかりの斜面の街は中世やルネサンス期の建物が多く残っている。ルカ・シニョレッリの生まれた街で各所に作品があ る。シニョレッリの作品が多くあるので、観光客も多いが、アンジェリコのもう1枚の受胎告知が あるので有名。旧市街の西の城壁のそばの「教区博物館」にある。旧市街の最も高いところに聖マルゲリータの墓所といわれるサンタマルゲリータ教会があり そこへの道も趣と眺望がよい。街中の道は狭く入り組んでいる。中世の街並みも多く残る。
■サンタマルゲ リータ教会への道を間違え城壁の外の道に行ってしまったが、トラズィメーニ湖を遠望する非常に眺めのよい尾根に出てしまった。眼下には別荘が散在してい た。ハイカーがよく歩いている。
■アクセス @フィレンツェ → fs線 (R)→ アレッツォ駅 約1時間30分
アレッツォ駅前広場のバス停 → コルトーナ・ガリバルディ広場 LFI社 1 時間 (平日 17便、休日 3便)
駅前横にバスターミナルがあるがそこではない。駅前広場中心のバス停でコルトーナ行きのバスを待つ。但し、この
バス停にはコルトーナ行きのバスの表示が一切ないので迷うが、本数はあるので、周りのお客さんに確認を。
Aフィレンツェ → fs線 (R) → Terontola もしくは Camucia 駅 約1時間30分
Camucia 駅 バス接続とのことだが本数少ない → コルトーナ・ガリバルディ広場 約15分。
カムーチャ駅からバスというガイドもあるらしいが、コルトーナで会った日本人に、バスは本数がなく歩いてきた、と聞
いた。
見どころ |
内容・特
徴 |
休館日 |
期間 |
開場時間
(午前 |
午後) |
入場料 |
備考 |
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1 |
教区博物館 |
かつてジェズ教 会があった場所の博物館。アンジェリコ「受胎告知」、シニョレッリ「十字架降下」「死の嘆き」、ロレンツェッティ「聖母子と天使」「磔刑図」、サッセッタ 「祭壇画・聖母子と聖人」。地下には16世紀の フレスコで埋められた下部教会がある。 |
11〜3月の月 |
夏季 冬季 |
10:00〜 10:00〜 |
〜19:00 〜17:00 |
5€ | Diocesano |
2 |
中世の家 |
2階部分が梁に支 えられて道に張り出す。教区博物館の裏。 外観のみ見られる。 |
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3 |
レプブリカ広場 シニョレッリ広 場 |
街の中心、市庁 舎、隊長の館、プレトーリオ宮、など13世紀ごろの建物が囲んでいる。 |
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4 |
プレトーリオ宮 エトルリア・ア カデミー |
エトルリア・ア カデミーには、エトルリア美術を展示。5世紀のブロンズ 大燭台、中世のモザイク、絵画を展示。ピントリッキオ「聖母とヨハネ」 |
11〜3月の月 |
4〜10 月 11〜3 月 |
10:00〜 10:00〜 |
〜19:00 〜17:00 |
7€ |
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5 |
サン・フラン チェスコ教会 |
13世紀のゴシック の建物を16世紀に改修。象牙の十字架、コルトーナ「受胎告知」 |
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6 |
サン・ドメニコ 教会 |
ガリバルディ広 場近くの後期ゴシック、15世紀創建。ジェ リーニ「祭壇画・聖母戴冠」 |
10:00〜12:00 |
15:30〜17:30 | ||||
7 |
サンタ・マルゲ リータ通り |
城壁沿いに上る 道。1946年制作のセヴェ リーニ「モザイクの壁龕」が12個設置され、サンタマルガリータ広場に出る | ||||||
8 |
聖マルゲリータ の墓所 |
12世紀の聖堂 を19世紀に完全に建て直された。12世紀の「磔刑 図」、聖女の17世紀の棺あり。 上り坂の頂上に あるサンタマルゲリータ教会。坂道からの眺めよし。 教会の上の山の上に、メディチ城塞あり。 |
9:30〜13:00 |
15:00〜17:00 |
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CREMONA ■ クレモナといえば、バイオリンの制作で有名。この街も古代からの歴史があるが、周辺諸国との争いには常に破れ、短い自治都市時代を経て、ミラノ、ヴェネチ アの強国にはざまで苦労しつつ独立意識は高い。ミラノのヴィスコンティ家の支配下でルネサンス文化が繁栄した。独立した国としての時代はないが、立ち回り がうまく、街は豊か。現在までイタリアの中でも裕福な街として知られている。バイオリンの街として名をはせているが、アマティ、ストラディヴァリ、グアル ネリなどの工房が開かれたのは16世紀。12世紀にはドォーモに音楽活動を組織するものが置かれるなど根っこはあった。 町中バイオリンの装飾であふれて いる。 中世やルネサン
ス期の建造物も旧市街エリアに多く残り、散在する教会や博物館を巡る落ち着いた街並みは散策に適す。
■特産・名産品 「トッローネ」ハチミツと卵白 を使ってできたヌガーの一種。「モスタルダ」(果物をマスター ド風味のシロップにつけたも)、植物油、 チーズ、イタリア産マス タードなど農産物。バ イオリン関連。
■アクセス @ミラノ中央駅、ランブラーテ駅 →fs線 → クレモナ 約 1時間〜1時間30分
旧市街の中心ドォーモ、コムーネ宮エリアまで、駅から 約1km、徒歩15分。
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見どころ |
内容・特
徴 |
休館日 |
期間 |
開場時間
(午前 |
午後) |
入場料 |
備考 |
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1 |
トラッツォ |
街の中心コムー ネ広場に建つ街のシンボル。13世紀に建てられた111mのレンガ造り。登れる。眺望は素晴らしい。ベルタッツォーラの柱廊はルネサンス期のもの。アーチ の下に14世紀のカンピオーネ作の石棺。 |
月 |
4〜10月 11〜3月 |
10:00〜13:00 10:00〜13:00 |
14:30〜17:30 |
5€
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2 |
ドォーモ |
13世紀に建て られたロマネスク・ロンバルディア様式。柱廊のレリーフは農業を現す。内部は華麗な3身廊。「マリアとキリストの生涯」のフレスコ。ボルデノーネ「磔刑」 |
平 日 日 |
10:30〜12:00 10:30〜11:00 |
15:30〜18:00 15:30〜17:30 |
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3 |
コムーネ宮 |
13世紀創建の ものをそのまま再建。 内部はル ネサンス期のまま。 アマティ、スト ラディバリ、ファルディのバイオリン4点も展示。 |
11月〜3月の 月 |
平日 日 |
9:00〜 10:00〜 |
〜18:00 〜18:00 |
6€ |
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4 |
洗礼堂 |
ロマネスク期の 八角形建築。 洗礼盤は16世 紀のもの。 |
月 |
10:00〜12:00 |
14:30〜18:00 |
2€ |
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5 |
市立博物館 |
16世紀アッ ファイターティ宮内にあり、1〜3世紀のモザイク、ロマネスク、ルネサンスの彫像、工芸。 2階の絵画館に は15〜18世紀のクレモナ派絵画、中世のフレスコ。 アルチンボルト 「庭師」、ベンボ、ボッカチーノ、カンピ、ガッディを収蔵。 |
月 |
平日 日 |
9:00〜 10:00〜 |
〜18:00 〜18:00 |
ストラディバリ アーノ博物館と共通7€ |
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7 |
ストラディヴァ リアーノ博物館 |
バイオリンの歴 史など。 |
月 |
平日 日 |
9:00〜 10:00〜 |
〜18:00 〜18:00 |
博物館と共通 7€ |
博物館と同じ場 所。入口は別。 |
8 |
ガリバルディ大 通り |
駅からトラッ
ツォへの道。13世紀から15世紀のライモンディ宮などの建物が多く残り中世のおもかげが残る
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9 |
サンミケーレ教 会 |
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10 |
サンタアガタ教 会 | |||||||
11 |
■フェッラーラ は、 フィレンツェ・ボローニャとヴェネチアの中間地点にある、エミリア=ロマーニャ州フェッラーラ県のコムーネ。県都。
■フェッラーラ は、ルネサンスの華を開いたエステ家が治めていたことで有名。ポー川の支流ヴォラーノ川の流域にある。14世紀、エステ家の時代に都市整備が行われ、また芸術・文化を奨励しルネサンス期の中心地のひとつとして栄えた。それ以前、 7世紀ラヴェンナ総督府の一部に組み込まれたころから歴史に登場する。8世紀にカール大帝に征服されたのち自治都市となり貴族が台頭。13世紀、皇帝派と の権力争いに対し教皇派としてその中からエステ家が権力を握り、教皇の支援をうけフェッラーラ公国を設立した。エルコレ1世は、都市整備を進めヨーロッパ で最初の近代都市を造り、メディチ家以後の15,6世紀の芸術の支援者となって音楽でも名高い文化都市となった。その後、エステ家の直系が途絶えた際、教 皇領になった。旧市街は、現在も15世紀に作られた、周囲約10kmの城塞の土手に囲まれており、中心部にはエルコレ1世時代の初期ルネサンス様式のテラ コッタ装飾のパラッツォなどが良く残る。世界遺産に登録されている。旧市街地に侵食した新しい建物もルネサンス期の都市計画のなかにおさまり落ち着いた近 代的な街となっていて街歩きに適す。表通りは観光客を相手にする店が多いが、一本裏通りに入ると普通の生活がある。ピエンツァとともにルネサンス都市といわれる。
■アクセス ボローニャ ⇔ ヴェネチア路線の間にある。
@ヴェネチア・サンタルチア駅 → fs線 ES → フェッラーラ駅 1時間15分、 IRで 1時間30分。
Aボローニャ中央駅 → fs線 R → フェッラーラ駅 40分
フェッラーラ駅 から観光の中心エステンセ城まで、カブール通りを直進、約1km、徒歩15分。緑と現代的な街で美
しい。
見どころ |
内容・特
徴 |
休館日 |
期間 |
開場時間
(午前 |
午後) |
入場料 |
備考 |
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1 |
エステンセ城
塔 |
ニコロ2世によ り14世紀に着工、16世紀に現在の形に。夜明けの間の天井フレスコ。 平地の城で堀がまわされている。 |
月 |
9:30〜
9:30〜 |
〜17:00
〜16:00 |
8€
塔1€ |
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2 |
ドォーモ
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12世紀、ロマ ネスクとゴシック様式が組み合わされたファサード。サンジョルジョの浮彫はニコラウス作。アルヴェルティ設計の塔。 後陣はバスティアニーノ「最後の審 判」
ドォーモに入り 左の2階に博物館。 クエルチャ「ザ クロの聖母」、コスメツゥーラ「受胎告知」「サンジョルジョ」など。 |
月 |
平 日 日 |
7:30〜12:15 7:30〜12:30
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15:00〜18:30 15:30〜19:30
15:00〜18:00 |
5€ |
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3 |
ディアマンティ 宮殿 国立絵画館 |
15世紀のエス テ家の宮殿。外壁の大理石の4角錐型カットから名前がきている。内部は絵画館になっており、コスメツゥーラ、ガロファーロ、マンテーニャ、など北イタリ ア、フェッラーラ派の絵画が充実 |
平日 日祭 木 |
9:00〜14:00 9:00〜13:00 9:00〜 |
〜19:00 |
5€ |
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4 |
ロメイの家 |
エステ家の女性 を妻にしたロメイの15世紀の館。元は修道院。中世からrルネサンス期の 建築様式をつてえ、フレスコが良く残る預言者の部屋など。 |
月 |
8:30〜 |
〜19:00 |
2€ |
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5 |
スキファノイア 宮 |
14世紀貴族の 娯楽室の宮殿。1階に古代美術、2階に月々の間。15世紀コウメツゥーラ、ロヴェルティ作。12月を3段で分け、月を司る神、12宮のシンボル、当時の生 活を描く。パノフスキーが解釈した。 |
月 |
9:00〜 |
〜18:00 |
5€ |
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6 |
ルドヴィコ・イ ルモーロ宮 (国立考古学博 物館) |
コスタビリ宮。 見学可は2階のみ。1500年着工。古代都市の発掘品を展示。ガロファーロのフレスコ画のある部屋あり。 |
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■フィエゾーレは、 トスカーナ州フィレンツェ 県のコムーネ。
■ フィレンツェ市街から北に8km標高300mの丘の上の小さな街。 エトルリアの都市国家が起源で、古代の遺跡やローマ劇場などがある。フィレンツェの最 初はエトルリア人をフィレンツェに強制移住させたところからはじまったといわれる。丘の中腹は別荘のような高級住宅があり、高台からは、フィレンツェの盆 地を一望できる。狭いが、四季を楽しめる自然と歴史的な見どころも多く、フィレンツェの人にとっても散策コースとなっている。
*バンディーニ美術館は、訪れた時にはクローズしていて見られなかった。
■フィエゾーレへのアクセス @フィレンツェ・SMN駅脇の 7番バス停から20分間隔でバス便あり。 → フィエゾーレ・ミーノ広場まで 約30分。
見どころ | 内容・特
徴 | 休館日 | 期間 | 開場時間
(午前 | 午後) |
入場料 | 備考 | |
1 |
ドォーモ | ミーノ広場に面す、11世紀創建のロマネスク様式。バジリカ。ダフィエゾーレ「聖母像」「サルターティ大司教の胸像」「サルターティ礼拝堂」 |
夏季 冬季 |
7:30〜12:00 7:30〜12:00 |
15:00〜18:00 14:00〜17:00 |
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2 |
バンディーニ美術館 |
13〜15世紀のフィレンツェ、トスカーナ美術とロッビア一族のテラコッタを所蔵。ガッディ「聖母戴冠」、ロレンツォモナコ「十字架像」、ボッティチェリ工房「聖母子」 |
冬季の火 |
3〜10月 11〜2月 |
9:30〜 9:30〜 |
〜19:00 〜17:00 |
7€共通券のみ | クローズ中だった |
3 |
サン・フランチェスコ教会 |
フィエゾーレの一番高いところにある14世紀のロマネスクの修道院。回廊、僧坊、資料館が見学できる。途中の坂の脇に見晴台あり。眺望よし。 |
夏季 冬季 |
9:00〜12:00 9:00〜12:00 |
15:00〜19:00 15:00〜18:00 |
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4 |
ローマ劇場/ 考古学博物館 |
ミーノ広場を越し下がったところにある。ローマ時代の遺跡が点在し公園のように整備され、考古学博物館と一緒に公開。共和制時代からのもの。エトルリアの神殿のあとにローマの神殿を建てた。 |
冬季の火 |
4〜6、9月 7,8月 3,10月 11〜2月 |
9:30〜 9:30〜 9:30〜 9:30〜 |
〜19:00 〜20:00 〜18:00 〜17:00 |
7€共通券のみ | |
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2012/01/01 Allrights
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